コラム6 飲泉のススメ 実践編 墨湯で貧血解消?

飲泉を味わい尽くす、飲泉のススメ。第二弾は、変わり種の飲泉として、墨湯で知られる栃木県の塩原温泉郷の名湯、「塩原元湯 大出館」よりご紹介します。

宿は、墨の湯で知られる日本秘湯の会会員

栃木県那須塩原市の塩原元湯大出館を訪ねました。塩原元湯はどの宿でも飲泉できますが、今回挑戦するのは真っ黒のお湯で知られる「墨の湯」です。コップも浴槽の湯口のところにおいてあります。

墨の湯。それは強烈な渋みの硫黄泉

強烈な渋い苦味。これさえあれば、寝起きもばっちりですよ。あまりの苦さにウギャギャと声が出てしまう。しらっとした顔で飲める人がいたら見てみたい。温泉の材料は、リチウム、マンガン、アルミニウム、酸化鉄、硫黄。調べたところ、苦味はリチウム、マンガン、アルミニウムの性質によるものらしい。まるで電池の成分で、苦いも道理。

この宿の名物は温泉おかゆです。もちろん入れる湯は墨の湯ではないですが、元の湯はかなり苦い。でもおかゆはごく淡い苦味で食をそそるおいしさ。朝からおかわりしてしまいました。あの苦さはどこにいってしまったのやら。

温泉施設名 大出館
住所 栃木県那須郡塩原町湯本塩原102
TEL 0287-32-2143
日帰利用時間 10:00-16:00
日帰料金 大人600円
定休日 無休
泉質 ナトリウム – 塩化物温泉中性低張性高温泉
公共交通機関

<バス 塩原バスターミナルまで>

JR東北本線 那須塩原または西那須野よりバス。
終点 塩原バスターミナルで乗換。

<バス 秘湯コース>

塩原バスターミナルから、塩原元湯下車。
本数極小。特に、帰りに注意。
塩原新湯より歩いても良い。新湯バス停より徒歩30分。

周辺地図 googlemap
公式サイト なし

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