栃木県の塩原温泉郷の最奥地にあるのが、元湯温泉です。小川に沿った自然豊かな地で、 大規模なホテルがないので、隠れ家のような雰囲気があります。江戸時代には、今以上の盛況な温泉地でした。
施設の紹介
大出館は、日本秘湯の会会員の宿で、墨のような黒い湯で有名です。渓流の音を聞きながら入る夜はすばらしいの一言です。元湯の中では、大出館だけ入り口が離れています。元湯の橋から塩原バスターミナル側に200mほど坂を登って、わき道にそれ、さらに200mほど歩くと、大出館が崖の下に見えてきます。
入浴の感想
内湯、露天風呂等、日帰りでも全ての浴室を利用できます。日によって湯の変わる五色の湯や、墨湯など特徴ある内湯があります。
<内湯 墨湯>
硫黄泉の白に酸化鉄の墨湯がとなりあっている浴槽にビックリ!黒い湯の花でいっぱいの墨湯は、透明度が数センチと非常に低く、その濃さは手が真っ黒になるほど。匂いも墨汁に似ていて鉱物っぽいです。色の違いとは対照的に浴感は、非常に近いものを感じました。刺激は弱く、リラックスできる。湯もぬるめ。墨湯は飲湯もできコップが湯口に置いてあります。
味はレモン系の酸っぱさに砂鉄を混ぜたような味。なんかとてつもない味がします。はじめに飲めると考えた人、すごいですね。
情報は、2004年3月訪問時点のものです。
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