徳島の名湯、祖谷渓の一軒宿「ホテル祖谷温泉」をご紹介します。
ケーブルカーで下りる渓谷の湯ということで、テレビでも紹介されることが多いですね。
温泉ファンの中では、湯の素晴らしさで知られていますが、実際に行ってみるとさすがの一言。
景色・泉質ともに一級品を堪能できるという素晴らしいひと時でした。
写真の山を横に走っているのが、ホテルのある道路。正面の川が露天風呂のある谷。
写真にもホテルが写っているのですが、見てのとおり周囲にまったく人家のない奥深い山の湯です。
施設の説明
ホテル祖谷温泉は少数客室限定なので泊まるのは難しそうですが、ありがたいことに日帰り入浴も受け入れています。
しかも、内湯と露天風呂の両方を利用できます。内湯は体洗い可能。露天風呂は不可。
入浴の感想
天気のいい時だと、より良さの際立つ温泉です。ホテル自体は、深い渓谷の中腹にあります。寒い時期は、露天風呂がつらいと聞き及びます。
<露天風呂>
露天風呂は、川原に面した谷底。ミニケーブルカーで100m近く下りていきます。心配したトイレは、露天風呂の脱衣所にもありました。
ケーブルカーの駅から風呂までは少しだけ歩きます。露天風呂は、石造りの湯船に、木とヨシズの囲いという素朴な湯。せせらぎが目の前を流れます。これはいい!
湯は無色透明で、ほのかな硫黄臭が漂います。驚きなのは、炭酸のアワアワ。湯舟に体を沈めるとあっという間に泡だらけになってしまいます。
こんな複雑な湯は体験したことがありません。とてもリラックスする湯です。湯の温度はまさに適温。いくらでも入っていられます。というか入っていたい。
湯船が少し深めなので、寝ながら入るにはぎりぎりですが、可能です。
公式サイトより
ケーブルカーの駅から。渓谷の青い水面が美しい。下の屋根が露天風呂です。
露天風呂から上がったところからも、パチリ。つり橋が近くにかかっているのですが、よく見ると壊れていました。橋から眺められれば最高なんですけれどね。
余談ながら、宿・露天風呂ともに、大規模に改修したばかりのようですが、シティーホテルのような快適設備を加えながら素朴な雰囲気を残した見事な手の加え方。この仕掛け人は誰なのかな?ちょっと興味がわきました。
温泉施設名 | いやおんせん ホテル祖谷温泉 |
---|---|
住所 | 徳島県三好市池田町松尾松本367-2 |
TEL | 0883-75-2311 |
日帰利用時間 | 7時半~18時 ※受付は17時まで |
日帰料金 | 露天風呂+大浴場 大人/1,500円 展望大浴場のみ 大人/500円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉 |
公共交通機関 | 乗り物 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://iyaonsen.co.jp |
訪問日:2012年10月