江戸情緒色濃い港町、鞆の浦にある鞆シーサイドホテルを訪れました。天空露天風呂からは、目の前の仙酔島を黄金に染めて上がってくる朝日がすばらしいので、宿泊もぜひおすすめ。
鞆の浦の江戸情緒の残る町並みも特筆もの。江戸期の港施設(常夜灯、船着場、船番所、焚き場、堤)がそろって残るのは全国でもここだけとか。万葉の頃より潮待ちの港として栄えてきた港町だけはあります。
驚くほど多くの古い民家が残っており、見たかぎりでは飛騨高山以上。そのほとんどが現在も使用されているのが最大の特徴でしょう。江戸時代の船止めに今も漁船がもやわれているのは、感慨深いものがあります。古寺見学に、保命酒の杜氏ありと見所も満載です。
施設の紹介
「鞆シーサイドホテル」は、仙酔島を望む海辺にある宿です。食事つき日帰りプランも用意されています。源泉は、山沿いのある鞆祇園神社より湧き出す「幸水」。かんばつでも枯れることのない名水です。鞆の浦の4つのホテルで分配しています。
入浴の感想
日帰り入浴では、大浴場を利用できます。
<内湯 大浴場>
男性は1F、女性は2Fにあります。山側にあるため、残念ながら展望はありません。脱衣所も浴室もスペースはゆったりしています。冷泉と温浴が楽しめます。無色透明のくせのない湯。温度はぬるめなので何度でも入れますが、それには風呂がシンプルすぎるかな。
大浴場
<天空露天風呂>※宿泊者のみ
9F屋上にある露天風呂。プレハブのような脱衣所を抜けると、目の前は海。景色は非常にすばらしい。夜は月が島と海を照らし、朝は仙酔島より上がる朝日が空を赤く染め上げます。鞆の浦の全景も見渡すことができます。
風呂はジャグジー付き。カランもあるので身体も洗えますが、ちょっと涼しすぎるかも。ちょっと塩素臭は強めです。昼間は有料貸切ですが、朝は無料で誰でも利用できます。ぜひ宿泊してみることお勧めします。
鞆の浦の町並み
この町の旧市街の風情は、まったく素晴らしいの一言。観光化した他の宿場町と異なり、現役で使い続けています。
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江戸時代の港施設を残す鞆の浦
江戸情緒の残る市街
温泉施設名 | 鞆シーサイドホテル |
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住所 | 広島県福山市鞆町鞆555 |
TEL | 084-983-5111 |
日帰利用時間 | 11:00~15:00 |
日帰料金 | 大人520円 |
定休日 | 無休 |
泉質 | 低張性弱アルカリ性冷鉱泉 |
公共交通機関 | 鞆鉄道バス JR山陽本線、福山駅下車。鞆の浦港行き下車。 徒歩3分。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.tomonoura.co.jp/tomo/index.htm |
情報は、2008年2月訪問時点のものです。
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