熊野本宮にほど近い、川湯温泉の共同浴場を訪れました。
熊野川支流で直接湧き出す河原の湯で有名な温泉ですが、共同浴場もなかなかの逸品。河原の露天風呂は温度が低いので、上がり湯代わりに共同浴場を使うのもおすすめです。
バスは乗り継ぎ含めればもっと本数がある
新宮からの熊野交通バスの本数が少ない本宮・川湯地区ですが、別ルートから来る龍神バスに「請川」で乗り換えると、川湯への本数がもっと増えます。乗り継ぎ表はないのですが、2社のバスダイヤを公式サイトで比較すれば可能な時間が分かります。
バス停「請川」は、本宮行きと川湯方面行でバス停の場所が違うことに注意。川湯行きは、Y字路を分岐してすぐの「中華 黎明」の前にあります。
施設の説明
川原湯温泉街の本宮寄りにある共同浴場です。階段を登ったところにある帳場で料金を払って浴場内へ。
脱衣所は広くて、コインロッカー完備。貴重品のみの小さい預け場が多い中、これは便利。秋に行ったのですが、十分暖かかったです。
入浴の感想
共同浴場のため、内湯のみ。窓はありますが展望はありません。バス通りに面しているので、これは致し方ない。
<内湯>
タイル張りの浴槽が一つ。これぞ共同浴場という佇まいです。4人程度なら洗い場も楽々。
川の清水らしさがとてもよく出ている湯ですね。無色透明でまろやかな湯。火山由来の湯とも異なる、川そのものといった泥臭さ、嫌いじゃないです。(実際に臭いがあるわけじゃないですよ)入ってみれば、はっきり違いが分かりますが、口で説明するのは難しい。
河原で湧いている湯と感じは当然ながら似ていますが、露天にある野生さは抑え目。時期によっては河原の湯は寒いので、後でこちらで温まるといいかも。温度が高いので長湯は難しいですが、パッと温まるにはなによりです。
川湯温泉街
川湯温泉は、川沿い長く伸びています。バス停の「川湯温泉」は一番本宮寄りにあるので、露天風呂の後に共同浴場に行くなら、途中のバス停で降りた方がちょっとだけ近いです。
露天風呂があるのは河川敷ですが、本流もあちらこちらから泡が浮き上がっているのが見て取れます。地域全体の湧出量は相当なものになるのでしょうね。
温泉施設名 | かわゆおんせん 川湯温泉公衆浴場 |
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住所 | 和歌山県田辺市本宮町川湯1423 |
TEL | なし |
日帰利用時間 | 8:00-21:00 |
日帰料金 | 250円 |
定休日 | 火曜日 |
泉質 | アルカリ泉単純温泉 |
公共交通機関 | 熊野交通 熊野本宮行、川湯温泉下車 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.hongu.jp/onsen/kawayu/kawayu-kousyuu/ |
訪問日:2015年4月