山陰但馬 七釜温泉「ゆ~らく館」を訪れました。
浜坂温泉と湯村温泉の中間にあります。
金気臭のある源泉かけ流しの湯は、温泉ファンの評判が高いだけあり、さすがの湯の鮮度と雰囲気。ぜひ体験してもらいたい湯です。
七釜温泉の由来
変わった名前ですが、地名の由来は諸説あります。
大きくは「塩釜説」と「古墳説」があります。
塩釜説は、昔入り江になっていたこの地の海岸で塩を焚いた釜が七つあったこととされます。
一方、古墳説は点々と存在する墳墓が釜のように見えたからともいわれています。
また、水の沸く所を釜や壺と呼ぶところから温泉の湧出により釜(カマ)の連想が働いたと考える湧水地説もあるそうです。
施設の説明
元々あった共同浴場から立て直しで作られた日帰り温泉施設です。
元々の施設は写真で見るとレトロな共同浴場然としていたそうですが、現在の施設はスーパー銭湯風。
大きく様変わりしました。駐車場も広いです。
周辺には民宿も何軒かあり、徒歩3分の源泉地には飲泉場も設けられています。
この地域は、浜坂温泉、七釜温泉、湯村温泉と温泉が多いお土地柄。
それぞれ個性が違うので入り比べるのも一興。
畳敷きの休憩所も完備されています。
入浴の感想
周辺は田んぼが広がるほのぼのとした光景。
内湯・露天風呂ともに、加温なし、加水なし、消毒なしという完全掛け流しで、温泉の質が高いのが素晴らしい。
湧出量は驚きの毎分720リットル。温泉地を全部賄えそうなスペックです。
<内湯>
洗い場も広さ十分。窓が広いのでとても明るいです。
湯の温度は露天風呂よりも高め。金気と土気が入り混じった濁り湯も素晴らしい。湯村温泉とは泉質は全く異なりますね。
<露天風呂>
内湯から直接露天風呂に出られます。
いきなり目に入るのが大きな釜の湯船。これはインパクトが強いですね!
壺湯と違って2人くらいは入れます。アルミ製ですが、温泉成分でいい感じに染まっています。
いくらでも入っていられそうな温度なのでつい長湯したくなりますが、皆さん暗黙で順番待ちしていますのでほどほどに。
露天風呂も庭園風で非常に良い。なにより風呂以外のスペースがとても広いのでとても開放的。
風に吹かれて青空を眺めてゆったり過ごしていると、公園で寝転んでいるような気分に浸れますね。
湯の温度は釜湯<露天風呂<内湯の順に高いです。
源泉地の飲泉場
施設から3分ほど離れた場所にある源泉地には、温泉タンクと飲泉場が用意されています。
飲泉場は路地にあるので、よく見ないと気づけない場所。
温泉施設名 | 七釜温泉「ゆ~らく館」 |
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住所 | 兵庫県美方郡新温泉町七釜524 |
TEL | 0796-83-1526 |
日帰利用時間 | 9:00-22:00 |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 第1・3水曜日、祝日の場合は営業 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩高温泉 |
公共交通機関 |
JR浜坂駅より湯村温泉行バスで、七釜温泉口下車7分。または七釜温泉下車3分。 経由地により下車するバス停が異なることに注意してください。 |
周辺地図 | |
公式サイト | ttp://7kama.jp/ |
訪問日:2019年3月