2010年6月に閉店しました。
兵庫県西部の共同湯「鍬渓温泉」に行ってきました。
天正10年(1582)に鍬渓神社の神託により湧き出した冷鉱泉と伝えられています。成分は塩鉄で、この水を沐浴すると病気が治るとのことで、湯治場として宿が軒を連ねるほど賑わったそうです。
施設の説明
食事のできる休憩スペースと湯小屋があります。
施設に入るときに、料金とともに名前と所在地を書く仕組みになっています。横浜から来たと伝えると、さすがに驚いていました。
入浴の感想
浴室は、男女別の1つづつ。
<内湯>
カランも3つあり、規模と比較すると広い印象を受けました。ただ、隙間風はわりとあるので、暖かい時期に来るほうがいいかもしれません。浴槽は各ひとつで、総木作りの味わい深いものです。寝そべるにちょどよい大きさですばらしい。
湯は42度くらいで、しかも塩湯なのでのぼせやすいですが、ぐったりするほどではないです。薄茶色の濁り湯は、見た目も上品です。
ここの湯は飲泉可能です。飲むと強い苦りのような苦味があり、塩分も濃いです。佐久海ノ口温泉の浴感、味は似ていますね。
周辺情報
周辺には田園風景が広がります。駅からの道にも古い土蔵などが立ち、旧街道の趣があります。
訪問日:2005年9月