磐梯吾妻スカイラインの奥土湯温泉郷 鷲倉温泉を訪れました。
奥土湯温泉郷は、とにかく名湯揃いで、わずか数km以内に多くの泉質、源泉掛け流しばかり、景色もよしの宿が点在しています。
どこに入浴するか、贅沢な悩みを抱えてしまいますね。今回は、冬季休業期間があるため入浴機会の少ない鷲倉温泉を選びました。
紅葉真っ盛りとあって駐車場スペースを確保できず、車の日帰り客は断られていましたが、自転車で巡る旅ではそのような心配は無用です。
施設の説明
奥地の 一軒宿とは思えないほど、立派な温泉旅館です。
外見は、温泉小屋の雰囲気を残していますが、内部はホテルです。
敷地内に温泉がわき出す「地獄」を抱えているため、宿の斜面から湯気が立ち上るのがよく見えます。
入浴感想
風呂は、離れの岩根の湯と、旅館内にある内湯・露天風呂があります。
岩根の湯と内湯では、大きく泉質が異なるので、2度おいしい。
いったん着替えてから次の湯に移動する必要があります。
<露天風呂 岩根の湯>
酸性緑礬泉の湯。
湯小屋になっています。こちらには洗い場はありません。
露天風呂としての野趣は、こちらのほうが上。
紅葉の山を眺めながら、湯につかれます。
赤い湯は、実際には透明な湯に細かい赤い砂状の湯の花がたくさん舞っています。
清冽な湯は、すっきりした湯加減。温度は熱めなので、出たり入ったり。
椅子こそありませんが、座る場所には困りません。結構のぼせます。水がほしくなりますね。
靴置場のそばには、酸性緑礬泉の飲泉場があります。
レモンのような酸っぱさで1口しか飲めなさそうです。口には残らないので、後味はいいのですが。
<本館 内湯・露天>
弱硫黄泉の内湯と露天風呂。
硫黄臭の強い乳白色の湯です。
細かい湯の花が太陽に光に反射してキラキラしているのが、とてもきれいです。
トロリとした湯で、体にやさしい感じ。外湯と違い、リラックス感はこちらが上ですね。
露天風呂と内湯は同じ湯ですが、露天風呂のほうがなまり気味。
露天風呂は、湯の花がそこに大量にたまっていて砂地のようになっているのが楽しい。
こちらではドロリと言いたいほど湯が濃厚になっています。
内湯では湯の花があまりたまっていないところを見ると、露天にも直接源泉が注がれているのかも。
温泉施設名 | 鷲倉温泉 |
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住所 | 福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山 |
TEL | 0242-64-3224 |
日帰利用時間 | 10:00~15:00 冬季休業 |
日帰料金 | 300円 |
定休日 | 冬季。混雑時は利用をお断りする場合があります。 |
泉質 | 酸性緑礬泉、弱硫黄泉 |
公共交通機関 | 福島駅より福島駅からスカイライン経由高原行き、鷲倉温泉バス停下車。(約60分) バスの本数が極めて少ないことに注意。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.f-onsen.com/washikura/ |
訪問日:2012年10月