相模屋旅館は、海抜1200m安達太良山塊・箕輪山の北、鬼面山の中腹にある温泉旅館。日本秘湯を守る会の会員です。
周囲は、当サイトでも紹介している野地温泉と新野地温泉の2軒の宿だけがある隔絶した地で、福島方面に開けた斜面からの眺めは大変すばらしいです。朝の輝く雪面は一見に値します。
当地では双璧の野地温泉も行ってきました。
施設の説明
宿はいたって普通の旅館。最寄のバス停は野地温泉ホテルの前のため、少し距離があります。露天風呂はさらに宿から離れているので、思ったよりバス停まで時間がかかりますので、注意してください。
入浴の感想
内湯1、露天1です。露天風呂は、雨の日と夜は入浴できません。
<露天風呂>
露天風呂は、野天風呂というだけあって非常に野趣豊かです。
ホテルからは、木道を歩いて露天風呂に向かいます。周囲は広々としており、露天風呂への道というより、雪原の遊歩道という雰囲気。木の棒を風呂の周りに突き刺した柵が迎えてくれます。
まるで砦です。
着替えは、風呂脇の棚(屋根もない)でします。総木作りの浴槽で、浴槽周辺以外は雪が積もって雰囲気抜群。
真正面に鬼面山が見えるので、眺めも殊のほか良いですね。風呂脇は小川ですし。冬の入浴のため、湯はあまり熱くありませんが、長湯するにはちと熱いか。風がなければ湯船のへりで湯冷ましできます。
湯は、野地温泉の鬼面の湯以外と似ています。上品な白色で、湯の花もパウダー状でした。湯も飲んでみましたが、マグネシウム系苦味という感じです。
<内風呂>
内湯も湯治宿の雰囲気がいっぱい。内湯も宿とは独立した建物で、露天風呂に行く手前にあります。
中は、これぞ湯治宿という質素な作り。仕切りのプラスチック板が、雰囲気を壊しているのでちょっと残念です。
周辺情報
安達太良山の登山口がホテルの隣にあります。メインコースではないので、道は荒れ気味という話。山頂から距離があるため健脚向きと言われています。
鬼面山
温泉施設名 | しんのじおんせん さがみやりょかん 新野地温泉 相模屋旅館 |
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住所 | 福島県福島市土湯温泉町字野地2 |
TEL | 0242-64-3624 |
日帰利用時間 | 10:00-15:00 |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | 単純硫黄温泉 (硫化水素型) |
公共交通機関 | [バス] JR東北本線福島駅より、「急行ハイランド循環」バス、または路線バスで野地温泉下車。 野地温泉バス停より10分。いずれも冬期運休。冬季は宿泊者のみ旅館の送迎バスあり。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www6.ocn.ne.jp/~sagamiya/ |
訪問日:2005年4月