鳴子温泉郷の中でも、いぶし銀の東鳴子温泉「いさぜん旅館」を訪れました。
共同浴場滝の湯で知られる、鳴子温泉の中心街から1駅前。湯治宿が多い地域です。
施設の説明
4つもの源泉が、源泉掛け流しで楽しめる豊富な浴室。うち2つは自家源泉。
この地域の宿の特徴が、食事は外の店というスタイル。出前も可能ですが、基本的に飲食店で食事をすることになります。
青春18きっぷで行く温泉番付。東の横綱が鳴子温泉郷になっていますね。
館内通路。このお宿、ご主人が阪神ファンだそうで、いたるところに虎グッツがあります。
入浴の感想
宿主の湯の説明のある、混浴浴場の入口。
さすが虎ファン、のれんも特注品ですね。
脱衣所からは階段を下りて浴室へ。
古い温泉郷の宿は、こういう形式の湯が多いですね。半地下の湯は、名湯の証か。
内湯 混浴 自家源泉の湯
混浴浴場は、2種類の自家源泉がかけ流され、湯舟ごとに源泉が違います。
いさぜん旅館自家源泉1・2号(ナトリウム-炭酸水素塩泉)
四角い湯舟。浴室の椅子も虎柄。東鳴子の特徴であるアブラ臭の強い共同源泉と異なり、あっさり目の湯。
とはいえ”東鳴子の中では”という注意書きがつきます。湯が強力な分、湯疲れも半端ないです。
いさぜん旅館自家源泉3号(ナトリウム-炭酸水素塩泉)
衝立を挟んで反対側のヒョウタン型の湯船。
いさぜん旅館自家源泉1・2号と似た傾向の湯。湯の香りの濃厚さがやや違うので、違う湯なのだとわかります。
浅い石造りの湯舟の古びた感じがいい雰囲気です。年代を経て雰囲気が出るという点は、老舗の温泉宿ならではの楽しみだと思ってます。
内湯 大豪寺の湯 大浴場
東鳴子共同管理湯(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉)
混浴浴場とは離れた大浴場。地元の共同浴場にも使われている東鳴子の特徴、アブラ臭のする湯です。緑がかってはいるが、当地では「黒湯」と呼ばれています。
これがまた体にこたえる湯で、上がった後は体がぐにゃぐにゃになります。鳴子温泉は大好きなのですが、日帰りで回るにはちとハードです。
温泉街の光景
東鳴子には大きな宿がないので、いたって渋い街並み。日帰りの観光客が少ないこともあって静かです。
温泉施設名 | 東鳴子温泉 いさぜん旅館 |
---|---|
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯11 |
TEL | 0229-83-3448 |
日帰利用時間 | 10:00~20:00 |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 無休 |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 |
公共交通機関 | JR磐越西線 東鳴子駅下車。徒歩10分。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www1.ocn.ne.jp/~isazen/ |
訪問日:2012年5月