赤湯温泉「あべ旅館」-川面をそのままつかった露天風呂は足元湧出

2014/9 閉鎖されました

赤湯温泉郷は、宮城県との県境に近い小国川沿いにあります。貞観5年(863年)、慈覚大師が諸国行脚の途中、傷ついた馬を小国川の川湯に入れて治しているのを見て錫杖で掘ったところ、温泉が噴きだしたと伝えられています。

赤湯温泉駅から来ると、途中に家が少ないせいか、忽然と町が現れるような印象です。

施設の感想

今回は、直に湧き出す岩風呂で知られるあべ旅館を訪ねました。赤湯温泉街は小国川の両岸に広がっており、あべ旅館は北岸にあります。
近代的な鉄筋作りのホテルで、中も非常にきれいでした。係員の応対も親切。赤湯温泉駅から離れてはいますが、道は分かりやすいので、バスの時間が合わないときは歩いてしまうのもいいかも。実際歩いてみましたが片道30分くらいでした。途中には、自然のまま蛇行する川の雄大な景色、つり橋がかかっていたりと飽きない道行きです。

入浴の感想

<天然岩風呂>

川底そのもののを囲って湯船にした感じ。マーブル模様の岩肌がきれいです。広さは20畳くらいでとっても大きい。底はかなり起伏があって、歩くには注意が必要ですが、これが返って面白かったです。よくみると、湯船のあちらこちらからあぶくが上がっています。こういうところには岩の割れ目があって近づくと熱い湯が溢れ出しています。無色透明の湯は、湯が熱いこともあって体にせまりくる迫力があります。長湯しようとすると体に堪えそうなので、露天風呂と交互に入るいいかも。

<露天風呂>

男女別の露天風呂です。総ヒノキ作りの湯船に沈んでゆったり過ごせますね。展望はありませんが、天然岩風呂のような疲れ方はしないので、ゆっくり入るにはおすすめです。

赤湯温泉郷景観
温泉施設名 あべ旅館
住所 山形県最上郡最上町大字富沢886
TEL 0233-45-2001
日帰利用時間 10:00-16:00男性利用時間
天然大岩風呂:13:00まで
天女の湯:13:00から女性利用時間
天女の湯:13:00まで
天然大岩風呂:13:00から
日帰料金 500円
定休日 なし
泉質 硫酸塩泉
公共交通機関 JR陸羽東線 赤湯温泉駅下車。
最上町営バス 一刎市ノ沢行きに乗り換え。
赤湯温泉下車徒歩5分。
もしくは、駅より徒歩30分。
バスダイヤは、最上町サイトに掲載。
周辺地図 googlemap
公式サイト http://www.abe-ryokan.com/

訪問日:2006年4月

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