東北が誇る代表的な温泉 玉川温泉に行ってきました。
もはや説明不要な有名温泉ですが、さすがの名湯。湯治場色が強く、観光的ではありませんが、それがまた良しです。
広大な敷地に地熱で暖められた岩盤浴、キズがしみるほどの強酸性の内湯と強烈な個性を誇ります。
施設の説明
至近距離に同系列の玉川温泉と新玉川温泉がありますが、湯治場として性格が強いのは玉川温泉の方。
とはいえ、玉川温泉でも旅館部と自炊部がありますから、気負いなく宿泊可能です。
立ち寄り湯なら、岩盤散策路が近い玉川温泉がおすすめです。
内湯、巨大な湯小屋に掛け流される日本最強クラスの酸性泉
巨大な木製の柱がそびえたつ堂々たる内湯。高い酸性度の湯のため、木製しか使えないのだとか。
浴室自体が伝統工芸品といってよいと思います。
湯船には、源泉100%の湯と、源泉50%の湯が掛け流されています。
加水率がちゃんと掲載されているので、その時の体調に合わせてチャレンジ可能。
日本最高レベルの酸性度PH1.2は伊達ではなく、気づいていなかったような細かいキズでもしみるので、無理は禁物ですよ。
非常に体に堪える湯質で、湯の温度自体の高いので短く入っては入りなおすことになります。入浴後はかなり体がグラグラになるので、入浴後は休憩が必須と思います。
高い温度を活かした一人用の蒸し風呂もあります。木箱から頭だけ出してじっくり汗をかけます。その前に湯船ですでに体は限界に近いですけどね・・・
飲泉、強酸性なのになんと飲むことが可能
源泉の飲泉も可能です。内湯に飲泉場が用意されていました。
もちろん水でかなり薄めてでないと危険。おっかなビックリでしたが、レモン水のようなさわやかな酸味で、意外においしいです。うっかり薄め方が足りないと、強烈な酸味。
岩盤浴小屋へ、沸き立つ源泉や噴気塔が連なる中にある岩盤
本館から離れた岩盤浴散策路へ。
宿泊客でも事故防止のため夜間の利用はできません。なんでも熊も出没しているとか。
写真だけでは伝わらないでしょうが、大迫力な光景です。非常に敷地が広いので、1周するだけでも30分はかかります。
周囲は100度近い熱泉が流れる川に、周囲はゴーという音を轟かせる硫黄の噴気塔。木はまったく生えていません。
岩盤浴小屋で地熱浴
岩盤浴の小屋はいくつもあり、滑らかな岩の上に掘っ立て小屋を置いただけという豪快なもの。
10分もあれば汗でぐっしょりになるので、有料の浴衣の貸し出しを受けることをお勧めします。
地熱で自然と暖められている場所なので、小屋の外でも熱いところはいくつも見かけられます。
温泉施設名 | たまがわおんせん 玉川温泉 |
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住所 | 秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢 |
TEL | 0187-58-3000 |
日帰利用時間 | 内湯 9:00-16:00 岩盤浴 7:00~5:00 |
日帰料金 | 600円 |
定休日 | 冬季(12月1日~4月下旬) |
泉質 | 酸性塩化物泉 |
公共交通機関 | JR田沢湖駅よりバス。終点玉川温泉下車 |
周辺地図 | |
公式サイト | https://www.tamagawa-onsen.jp/ |
訪問日:2017年7月