乳頭温泉郷でも最奥に位置する「黒湯温泉」に行ってきました。
野湯の風情のある露天風呂や雰囲気の良い藁葺屋根の湯治棟など、ひなびた温泉宿の雰囲気が抜群の宿です。
場所は遠いですが、乳頭温泉の中では「鶴の湯」に並んで特にお勧めしたい温泉宿です。
宿の人たちのアットホームな歓迎ぶりもうれしいです。
乳頭温泉中心地から施設への行き方
車の場合
休暇村から分岐した車道で現地入りです。
歩きの場合
孫六温泉経由がおすすめ。大釜温泉のすぐわきにある川沿いの未舗装林道ぞいに1kmほど歩きます。(「新奥の細道」の看板があります)
孫六温泉まではほぼ傾斜はありませんが、孫六温泉から黒湯温泉へは階段が続きます
施設の説明
昼食がいただける食堂がある他、宿の前にとてもおいしい湧き水の飲み場があります。
湯治棟は藁葺小屋という古風な宿。
※乳頭温泉郷の宿はそれぞれ日帰り時間が異なるため、複数の宿を行脚する予定ならあらかじめ回るルートを下調べしておくことをおすすめします。
JR田沢湖駅の観光協会では3か所の湯めぐりがお得になる「湯けむり手形」を販売中。
母屋の近くにある清水の飲み場
入浴の感想
源泉の異なる二つの浴屋あり。地獄風景の上流「斜面の湯」と、下流「川沿いの湯」の2つ。それぞれ風情は大きく異なります。
上流の噴気地帯に作られた湯小屋は、噴気地獄の光景を眺めながらの解放的な湯。
下流の湯畑の近くにある湯小屋と露天風呂。とうとうと流れる渓流の音を聞きながらの入浴。
上流は全部混浴な上丸見えなので、女性向きとはいいがたいです。下流なら安心。
どちらも大変近い位置にあるため湯の雰囲気はそっくりですが、コクのある上流の湯と、ちょっとキツイ印象のある下流の湯という違いは感じます。
3分ほど離れているので、着替えて移動する必要があります。
斜面の湯
もうもうと湯気が湧きたつ斜面にある内湯と露天風呂と打たせ湯の3点セット。
あずまやのような屋根のある混浴露天風呂では。
パウダースノーのような細やかな湯の華が舞い散る乳白色の湯が注がれています。
きらきら輝く様子を見るだけでも笑みがこぼれてきてしまいます。
透明度はとても低くて手も先が見えないほど。加水ありとのことですが、薄められた感じはしません。
湯疲れもあまりない様子で、景色を眺めながら湯船でのんびり、休憩に打たせ湯でまたゆったりと満足。
内湯にある洗い場は男女2か所ずつとかなり限られています。
すぐ隣にある内湯とも湯の感じが違うのが気になります。
露天風呂の方が味わい深いのですよね。樋で移動する分成分が少し減っているのか?
<上流内湯>
内湯は男女で入口は分けられていますが、衝立もなくすぐに混浴浴槽に合流です。
洗い場だけかろうじて分けましたという感じ。
半露天といってよいほど開放的。雨風がある日は寒きのではないでしょうか。
<上流打たせ湯>
同じ場所にあるので打たせ湯からも絶景。
意外に景色を見渡せる打たせ湯はレアな気がします。他で体験したことがありません。
内湯上流と比べてこちらの湯小屋は堂々としたもの。温度が高いので長湯向きではありません。
川沿いの湯 ※湯畑のすぐ隣
「斜面の湯」とは離れているので、着替えて移動する必要があります。
こちらのそばにある離れの打たせ湯も別棟なので着替えの必要あり。
湯畑ぞいの湯の方が内湯、露天風呂ともに広いです。
宿の方から源泉が違うと聞いていますが、湯の感じはとても似ています。
温度が少し高い分、こちらのほうが疲れやすいかも。
斜面の湯は風が強いときは遮る物がないので寒いのですが、その時はこちらのほうが快適でしょう。
<露天風呂>
湯小屋に併設された広々とした露天風呂。
河川工事中のため奥の谷が見えずらいのが残念でしたが、本来ならもっと景色が素晴らしいはず。
ぜひ紅葉の時に来てみたいです。
奥の谷も噴気地帯であり、あちらこちらから白煙が上がっていました。
<打たせ湯小屋>
下流の打たせ湯は完全に小屋の中。
使用中は札をかけて入ります。
上流は女性は使いづらいでしょうから、小屋スタイルも必要ですよね。
温泉施設名 | くろゆおんせん 乳頭温泉郷「黒湯温泉」 |
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住所 | 秋田県仙北市田沢湖生保内2番地1 |
TEL | 0187-46-2214 |
日帰利用時間 | 9:00~16:00 |
日帰料金 | 800円 |
定休日 | 冬季休業(営業は4月中旬~11月上旬) |
泉質 | 単純硫黄温泉 |
公共交通機関 | JR田沢湖線 田沢湖駅より、羽後交通「乳頭温泉」行き路線バス「大釜温泉前」下車10分 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.kuroyu.com/ |
訪問日:2017年8月