馬場温泉旅館玄関(共同湯とは別の建物)
鳴子温泉郷の馬場温泉を訪ねました。鳴子温泉からバス、または東鳴子温泉からは川渡温泉方面に歩いて15分ほど、川沿いにあります。近くに宿泊している人は本数が少ないバスに乗るよりも歩いていくほうが便利でしょう。入り口に大きな「馬場温泉」という看板があります。
道路沿いの入口
施設の紹介
共同浴場の湯小屋は、馬場温泉旅館の中庭に設けられています。湯小屋には人は常駐しておらず、宿の方にお金を渡してから入ります。
湯小屋のぽつんとした存在感がかわいいですね。室内は脱衣所、浴槽ともに1つで、混浴です。
入浴の感想
湧き出す炭酸で表面はアワアワ。木造の湯小屋は、いっさい塗装を施しておらず、白木そのものの純朴さがあります。脱衣所と浴槽は敷居をはさんで一体になっています。
浴槽はコンクリート作りの小ぶりなものが1つ。入る前の浴槽を見てびっくり。炭酸ガスで表面が泡立っています。湯は熱く45度くらいなので、炭酸はすぐに抜けそうなのに、これだけ泡つきがあるところを見ると、よほど鮮度がよいのでしょう。
もちろん、入るとすぐに体中が泡だらけになります。
写真で見ると湯は真っ黒に見えますが、これはコンクリートの壁面が温泉成分が真っ黒になったためで、実際はほんのりとした薄い色です。
湯の味は、薬味のような苦味がありました。湯といい、落ち着いた雰囲気といい、ぜひ皆さんにお勧めしたい名湯です。
馬場温泉 浴室
訪問日:2006年3月