能見堂 赤井温泉は、金沢文庫の奥地にある温泉銭湯です。由来では、鎌倉時代に武士が赤い水溜りを見つけ、傷口を洗ったところ快癒したとの話があるそうです。程近い、釜利谷には金沢七井の一つ「赤井」も赤い水が出ることで知られ、地名としても今日に残っています。共同湯の雰囲気があり、ちょっと気色の違う黒湯が楽しめるので、黒湯は飽きたという方も寄っていただきたい温泉です。
施設の説明
設備自体はいたって普通の銭湯。昭和イメージの色濃い建物で、番台も生き残っています。共同湯のような雰囲気は、都会らしからぬ良さを醸し出してます。
なぜここに銭湯が
この温泉で不思議なのが、 谷戸の奥という銭湯としては不便な立地にあります。工場地帯や住宅地にあるのが定番の銭湯なのに、丘陵地帯を登る途中、谷戸のどんずまりにあるのです。
現在の施設は昭和20年から営業しているそうですが、新たに建てる場所としては解せません。鎌倉時代の発見という話があるところを見ると、それ以前になんらかの施設がありそうなものです。
入浴の感想
街中の銭湯のため、内湯のみ。源泉水風呂もあります。
<内湯>
京浜地区には黒湯が多いですが、こちらの湯は一味違います。森林の中のような草木の香りがたちこめているのです。これが予想以上に心地よい。これぞ森林浴?
透明度も低く、湯は薄黒い。湯はのぼせるほどの熱さではないです。
<源泉水風呂>
源泉掛け流しのお一人様サイズの水風呂。
冷鉱泉なのでさすがに冷たいですが、熱湯とは香りも湯ざわりも、まるで違ってビックリ。爽やかで、沢水の清冽さが残った印象。
細かい湯の花も浮いていました。ヌルめの源泉浴槽作ったら、面白そうです。
温泉施設名 | のうけんどう あかいおんせん 能見堂 赤井温泉 |
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住所 | 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東3-9-51 |
TEL | 045-781-4421 |
時間・料金 |
[温泉タイム]午前10時半~午後3時半まで
(2時間利用) 600円 [公衆浴場タイム]午後3時半~午後10時まで
450円 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合翌日) |
泉質 | ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉 |
公共交通機関 |
[電車]
京浜急行 金沢八景駅より、徒歩10分 [バス]
野村住宅行き 赤井バス停完全に住宅地の中なので、地図・ナビ・スマホGPS推奨。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.noukendou.co.jp/ |
訪問日:2012年4月
赤井温泉に最後に行ってきました、閉館して残念です
また、違う形で営業して欲しいです❗
情報ありがとうございます。これは残念なお知らせ。10月23日で休業なのですね。
赤井温泉は、銭湯らしからぬ雰囲気が好きだったです。
建物老朽化のためとありますが「閉鎖」とは書いていないので、復活の目はあるのか?