綱島温泉「東京園」－かつての綱島の繁栄ぶりの雰囲気を残すレトロ風呂

綱島温泉は、東急を中心に東京近郊の温泉地として開発が進み、最盛期の戦前は旅館・歓楽街が形成され、大きな温泉地でした。現在はベットタウンであり、往時の風景は残念ながら残っていません。

老朽化により閉店しました。

施設の感想

綱島温泉唯一の温泉施設、東京園を訪れました。健康センター兼銭湯という形式。休憩室が前で、奥が風呂。雰囲気は、銭湯というよりも共同浴場のようです。

昼間はカラオケの歌声が響きますが、休憩室は何室もあるのであまり気にならないかも。無料の休憩所も席数が多いです。
客層はお年寄りが多いように感じられました。

無料休憩所

入浴の感想

＜内湯＞

内湯は浴室中央の円形風呂と、水風呂があります。

ここの浴室はデザインが非常に面白いです。壁面いっぱいに脱衣所が設けられており、しかもガラス張りなので、脱衣所の開放感は他では見られないほどです。浴室自体も非常に大きく、部屋中央に円形風呂が配置されているという共同浴場によく見られる形式。水風呂は、硫黄の臭いがわずかに感じられるとろみのある上品な黒湯。加熱すると失われるのか、円形風呂では感じられません。

加熱風呂と水風呂に交互に入る冷温浴が楽しめるのはうれしいです。