箱根七湯の一つ「宮ノ下」の共同浴場「太閤の湯」に行ってきました。
箱根の日帰り湯のなかでも特に共同浴場の雰囲気の強い施設。近年リニューアルしましたが雰囲気は健在です。
お湯は激熱で日によっては入るのが困難なほど。観光向けに媚びない姿勢が素晴らしい。お湯が力強いので、入浴後はフラフラになります。管理人お気に入りの湯の一つ。
施設の説明
宮ノ下温泉は、箱根七湯のひとつとして古くから知られています。
富士屋ホテルなど高級なホテルが立ち並ぶおしゃれな地区ですが、ここにも静けさを守る湯があります。
「太閤湯」は、太閤 豊臣秀吉が入浴したと伝えられる、太閤湯から名づけられた共同浴場です。
小田原攻めのとき太閤 豊臣秀吉が使ったとされる湯を今も引いており、流し場の湯も温泉を使っています。
宮ノ下駅からも近く斜面に面しているので、紅葉のときは特にすばらしい眺めになります。私は、行楽季節で宮ノ下のバスや登山鉄道が混雑したときに、時間ずらしによく使っています。
入浴の感想
<内風呂>
浴室(男湯)
風呂は、男性風呂2、女性風呂1と変則的。タイル張りの浴室となっています。
奥の男性風呂のみ対岸の山並みを眺めることができます。
ここが一押しなのは、静けさに浸りながら湯に入れること。湯屋を出れば大渋滞の宮ノ下とはとても思えません。ついつい時を忘れてしまいます。箱根は人が多すぎると思う方は訪れてみては?
風呂は広くはないのですが、入っている人が少ないので、気になりません。
来る日によって温度が違うことがしばしばありますが、総じてかなり熱め。お客が少ない時間帯だとやけどするくらい熱いときがあります。なので長湯は難しいですね。
こちらのお湯は無色透明でくせはないのですが、この界隈ではとりわけ濃厚。その替わり、かなり湯疲れするお湯となっています。湯上り後はかなりクラクラするので、休憩は取りたいところ。
箱根の湯を入り比べた感覚では、宮ノ下から箱根湯本まで下流に向かうほど濃厚さが少なくなっていくように感じます。濃厚でないといってもレベルが落ちるという意味ではなく、荒らしい力強さのある宮ノ下や底倉と比べ、まろやかさの際立つ塔ノ沢といったように個性が変わっていくのが、箱根の湯の面白さ。天下のHAKONEは伊達ではありません。
改装前の太閤湯
今も共同浴場の雰囲気が色濃い太閤湯ですが、改装前はさらにローカル色が強い外観でした。
しゃれた外観と内部の共同浴場色のギャップのある今も、また独特な雰囲気で好きですけれどね。
訪問日:2017/9
昨夜3月7日太閤の湯に行ってきました。
箱根の山を散策した帰りに1,2度汗を流したことのある町民の湯です。
入浴料が¥400とありましたが現在は¥500です。
姫の湯とともに熱湯ですが、こちらは管理人のおばさんが話好きで、来浴者が常連か初客か一目で分かるようで、初浴者には入浴前に色々めんどうを見てくれて、湯温を下げる手配もしてくます。
駐車場は2台あり、管理人に相談すればまだ何台か駐車できそうです。
情報誠にありがとうございます。
料金は早速修正させていただきます。
太閤湯のおばさまは中々に独特な方で、一般的な接客というのとは違った感がありますね。
田舎のおばあちゃん家でお風呂を借りている気分になります。
気に入っていただいたようで何よりです。