伊豆諸島の式根島にある山海の湯(旧称:ふなりっと温泉)に行ってきました。
足附温泉から海岸沿いに数分歩いたところにあります。
海岸の岩場から直接湧き出す野湯なので、入浴は引き潮限定。要水着着用。
こじんまりとした個人用露天風呂といった規模ですが、海そのものの光景は必見です。
施設の説明
昔は「ふなりっとの湯」と呼ばれていましたが、今は「山海の湯」と命名されています。
途中までの道も整備されて、知る人ぞ知るという感じではなくなりましたが、安心して入浴できるようになりました。
引き潮限定。満潮だと海に沈んでしまうので、式根島の干潮表をよくご確認ください。
足附温泉からは、舗装路はなくなりますが、周囲と色が異なる黄土色の砂を撒いた道を作ってあり、道中にLED照明が何本も刺してありました。
整備前は似た風景ばかりで、どの岩の側が温泉か変わらなかったものですが、とても親切になりましたね。
現地は、整備されているとは言え野湯なのですぐそばに設備はなし。
周囲には大きな岩が多いので、着替える場所には困りません。
シャワーは三浦港側に5分ほど歩いた場所にある「松が下雅湯」にあり、トイレはさらに先にある三浦港にあります。
入浴の感想
赤茶けた湯ですが、湯の印象は足付温泉と地鉈温泉の中間のような感じ。
岩場も赤く染まっており、周囲にも赤くなった場所が点在しているので、周辺の海岸全体から湧いているようです。
岩を積んで作られた浴槽は3人くらい入れます。
足元から湧き出しているので、温度はまちまち。潮が満ちてくると、波が入ってくるたびに温度が下がります。
適度に海水が入らないと熱くて入っていられないので、完全な干潮より少し潮が入ったほうがよいですが、一番海側に入ればなんとかなると思います。
足附温泉と違って海が直接見えるので、さらに野趣豊かです。
湯もまろやかで思わず長湯したくなる心地よさ。
式根島まで南下すると黒潮の影響で海の色が青黒い色になるのですが、こちらも必見。
伊豆大島までだと味わえない独特な光景です。
赤い湯の色と2色になった海は写真映えしますね。
式根島の主な温泉
島中に野湯がありますが、場所によって入浴の最適な潮が異なります。
・足附温泉(引き潮のみ、満ち潮時は海没)
・地鉈温泉(満ち潮のみ、引き潮時は最も海側のみ利用可能)
・山海の湯 旧ふなりっとの湯(引き潮のみ、満ち潮時は海没)
・松が下雅湯(常時入浴できる露天風呂)
・奥ふなりっと温泉(大潮の大干潮時のみ。年数回しか入れない)
・御釜湾海中温泉(大潮の干潮時のみ。チャーター船でしか行けない)
・式根島 憩いの家
温泉施設名 | 式根島 山海の湯 |
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住所 | 東京都新島村式根島 |
TEL | なし |
日帰利用時間 | 24時間 ただし干潮時のみ |
日帰料金 | 無料 |
定休日 | 無休 |
泉質 | 不明 |
公共交通機関 | 東海汽船で式根島 野伏港で下船。 島の反対側の三浦港から海岸沿いを歩いて足附温泉を経由して到着。 |
周辺地図 | |
公式サイト | なし |
訪問日:2017年5月