伊豆諸島の三宅島、阿古地区にある「ふるさと体験ビレッジ ふるさとの湯」に行ってきました。
施設の目の前は大海原。素晴らしい一日の締めに最適な施設です。錆ヶ浜港が近いので、出港前の一風呂に最適。名所のメガネ岩や溶岩で埋まった小学校もすぐ近くにあります。
観光協会情報:露天風呂は2018年3月末まで使えません
三宅島、首都圏から手軽に行ける離島です
三宅島の説明をしますと、伊豆七島の一つで東京竹芝桟橋から八丈島へ向かう航路の途中にあります。噴火による全島避難でTVでも報道されましたね。阿古地区も溶岩流に飲まれたのですが、幸い集落の大半は無事で、温泉も復活することができました。
島の規模も1泊2日でちょうど名所を回り切れるサイズ。海岸からウミガメが見られたり、珍しい野鳥が多かったりと、他の島にはない魅力で一杯です。実際に行くまでは観光地としては微妙かなと予想していたのですが、いい意味で裏切られましたね。
従来は八丈島と大島は一度で行けなかったのですが、GWなどの繁忙期は東京行きが大島経由となったことで、島めぐりが便利になりました。
施設の説明
ふるさとの湯は、島の玄関口である阿古集落の外れにある村営温泉施設です。施設は新しいですが、阿古では2000年の噴火以前より温泉が湧いていたそうで、温泉自体は意外に歴史があります。
施設へは、阿古錆ヶ浜港から海沿いに名所のメガネ岩に向かって進めば自然に前を通ることになります。ふるさとの湯の案内板が少ないので不安になりますが、見落とすことはないと思います。
港を通らずに周遊道路から最短コースで行くこともできますが、道が狭く分かりにくいので素直に港経由がおすすめ。
建物の前にはベンチがあり、飲み物も買うことができます。お風呂で温まった体を冷やしながら、隣接する公園の芝生でのんびりするのもいいですね。
伊豆諸島は東京都だけあって立派な施設が本当に多いです。財政の是非はあるでしょうが、観光客としては素直にうれしいです。
伊豆諸島特有の仕組みとして気象条件により客船が入港する港が異なるため、錆ヶ浜港以外が到着・出発港になると、離島日に利用するのが難しくなります。余裕のある到着日に利用することをお勧めします。
併設の食事処「ふるさと味覚館」
GoogleMapで検索すると、ありもしないところにいくつも表示される食事処。本物はふるさとの湯の隣です。
三宅島は全体的にGoogleMapの施設の場所表示は当てになりません。噴火前からあるはずのないところにマーキングがあることがしばしば。
GWにも関わらず「ふるさと味覚館」は休業していました。阿古では貴重な食事処の一つなだけに非常に残念。幸い、阿古地区は一番食事ができる宿や店が多い場所なので食べそびれることはありません。
入浴の感想
<露天風呂>
写真は公式サイトより転載
展望の地にも関わらず、コンクリートの壁に阻まれて眺めはなし。強い風が吹く離島ということを考えると、やむを得ない措置なのでしょう。冬なんてやってられないでしょうからね。2Fにある分、解放感は十分あるので満足です。
露天風呂は広くて浅め。のんびり過ごすにはちょうど良い深さです。せっかく観光に来たのだからさっとひと風呂ではもったいない。たっぷり時間を使って楽しみたいものです。弾丸旅行ではない離島ならではの醍醐味ですしね。
肝心のお湯ですが、若干緑かかった茶色の濁り湯です。塩分は濃いめ。温度もぬるめなので、いくらでも入ってられそう。塩湯は体にくることが多いのですが、なぜか気になりませんでした。
1日歩き回った後での入浴は本当最高です。
<内風呂>
写真は公式サイトより転載
露天と異なり、大きな窓があって海が直接見渡せます。
こちらもぬるめの湯。消毒ありとのことですが、消毒剤の臭いはほとんど感じませんでした。日焼けした肌では、ぬるいほうが痛くないので、かえって有り難いですね。洗い場の数も十分あるので、混雑時でも困ることはなさそうです。
温泉施設名 | 三宅島 ふるさとの湯 |
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住所 | 東京都三宅島三宅村阿古644 |
TEL | 04994-5-0426 |
日帰利用時間 | 午前11時から午後9時(午後8時/10月~3月) |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 水曜日 |
泉質 | ナトリウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉) |
公共交通機関 | 阿古 錆ヶ浜港より徒歩10分 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.miyakemura.com/kannkoubussannansi.html |
訪問日:2016年5月