伊豆諸島の一つ、伊豆大島の「大島温泉ホテル」に行ってきました。
三原山外輪山の縁に位置する、このホテル。山の景色を眺めるなら、ここに勝るところはないでしょう。180度パノラマの絶景は、目をくぎ付けにされること請け合い。三原山からも歩いてこられます。三原山頂口の御神火茶屋から中央火口を経由してホテルまで来る道は、景色の変化も大きくおすすめのルート。
施設の説明
売店の飲み物やアイスなどが、観光地にも関わらずお値段控えめなのもうれしいところ。朝食付き日帰り入浴というコースもあるそうです。日帰り入浴のみの場合、休憩所がホテル内にありませんが、ホテル正面に椅子があるので、そちらでのんびりするのがよいかと。
入浴の感想
内風呂と露天があります。脱衣所はホテルだけに、広くて立派な作り。
<風流露天風呂>
やや白みがかった濁り湯。カルシウム分を含んでいるようで、湯口は白い析出物でおおわれています。石敷の床も全体的に乳白色。湯口はぬるめなのに湯全体の温度が高めなのは、別口の湯口がありそう。やや消毒臭がするのが残念ですが、湯口は新鮮そのもの。こちらは源泉そのものかもしれません。湯の感じはやわらかく、温度さえもうちょっと低ければ、いつまでも入っていられそうです。
なにより、三原山頂の景色は格別の一言。180度パノラマで、下の写真以上に広く見渡せますよ!ぜひ、景色がよい時に訪れたいですね。天候が変わりやすい山なので、ちょっと待っていると晴れてくることもしばしば。
大満足なお風呂ですが、慾を言えば一部に屋根がほしいところ。石の椅子がありますが、熱くて座ったら飛び上がりそうになりました。
<パノラマ風呂>
風が強かったり、天気が悪いときでも安心な内風呂。洗い場は、内湯のみ。
湯の良さや展望では、露天風呂に譲りますが、状況の良いときに行けるとは限らないので、こういう設備が併設されているのはありがたいです。温度は熱め。窓が大きいので、こちらからも三原山を望めます。
三原山 昭和溶岩流
露天風呂から見える樹海部分も、近寄るとこんな感じに、昭和噴火の溶岩台地になっています。実際に目にすると距離感が狂いそうになる広大さですが、距離を測ると意外に近いです。数字では表せないダイナミックさは、伊豆大島ならではのマジックですね。
温泉施設名 | 三原山温泉 大島温泉ホテル |
---|---|
住所 | 東京都大島町泉津字木積場3-5 |
TEL | 04992-2-1673 |
日帰利用時間 | 6:00~9:00 13:00~21:00 |
日帰料金 | 800円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | 単純温泉 |
公共交通機関 | 元町港・岡田港から三原山頂口行バス(三原山ライン)。大島温泉ホテル下車、徒歩3分。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.oshima-onsen.co.jp/ |
訪問日:2013年9月