伊豆七島の神津島は、東京から海路を南に150Kmいったところにある周囲22Kmの島です。島唯一の温泉施設では、離島ならではの雄大な海の眺めが楽しめます。
施設の紹介
「神津島温泉保養センター」は、 民宿が集中している前浜海岸より2Kmにある公営の温泉施設です。食堂もありますが、営業時間は短めです。特筆すべきは営業時間。離島なのに22時まで営業しているので、時間を気にせず夜の眺めをのんびり楽しめますね。バスもありますが、海岸沿いに徒歩で歩いても味があっていいです。
入浴の感想
露天3箇所、内湯のジェットバス、打たせ湯と種類・広さともに充実しています。
<露天風呂>
内湯(泡風呂等)と露天風呂があり、内湯は雨の日でも楽しめますが、やはりここの一押しは岩海岸を生かして作られた露天風呂でしょう。露天風呂へは、内湯の脇から通路を通って、道路向こうの露天風呂に移動します。
露天風呂は、 大、小、展望の3つがあり、全て水着着用の混浴です。100人は入れるという大きさの大露天風呂に、大岩を背景に日差しを避けて入れる小露天風呂。展望あずまやという感じの展望露天風呂と、それぞれ性格が違うので飽きませんね。私は一番自然を感じられう小露天風呂が一番気に入りました。
露天風呂はコンクリート作りながら、海を目の前にしたすばらしいロケーションです。雰囲気は、露天風呂というより温水プールといったところですが、まあリゾートっぽくていいのではないでしょうか。
個人的には、せっかくすばらしい景色を前にしているのに、整備されすぎて野生があまり感じられないのが残念ですが、海岸温泉のように岩場で怪我をする心配もないのでこれは好き好きでしょう。
湯は緑がかった色で、源泉掛け流し。温度は42度くらいですが、強塩泉なのでかなり体には堪えるように思いました。個人的には、脱衣所に水着の脱水機が用意されているのが好印象でした。
<内湯>
露天風呂は洗い場がないので、こちらで洗うことになります。蒸気がこもっているので、もう浴室がミストサウナ状態です。
内湯は、ジェットバス、打たせ湯、通常の浴槽の3つ。一つ一つの浴槽は3~4人くらいと小さめです。露天風呂よりさらに温度は高く、日焼けに堪えましたね。
周辺の紹介
前浜海岸
天草を干しているところ
5月になると、島内いたるところに天草が干されています。山腹や河原まで干してあるのには驚かされました。
訪問日:2006/5