南房総のリゾート施設「不老山薬師温泉 安房自然村」に行ってきました。
館山から白浜に向かう途中の海岸べりにある宿で、敷地はとても広大。南房総では数少ない源泉掛け流し。木々に囲まれた露天風呂やなぜか共同湯のような雰囲気。南房総きっての名湯ではないでしょうか。
本施設は、2019年に閉店しました。
施設の説明
バス通りからは奥が見えないほど広い敷地。お風呂に行くには、宿の裏にあるトンネルか、さらに奥にある古民家風の食事処から入れます。
こちらでは、送迎・昼食付コースもあり、御値段は驚異のコストパフォーマンス。ちょっと安すぎやしないですかね。長く続くのか心配になってしまいますよ。
ログハウス風の宿の近くから行くと、素掘りのトンネルが現れます。なんとこのトンネルを抜けていくとお風呂に行きつくという作りです。なんでこんなに凝っちゃったの!?と驚くほどの手間の掛け方。これだけでも一見の価値ありです。
入浴の感想
入口の立派さに対して、脱衣所・浴室は共同浴場といっていいほどの大きさと渋さです。5人もいればいっぱい。このミスマッチがたまりません。和風がコンセプトと思われる浴場ですが、他の施設がオシャレなのにここだけコンクリート打ちっぱなしで無骨そのものというのはなぜなんでしょう。
<内湯>
小ぶりな浴槽一つ。洗い場有。お風呂は民宿レベルの大きさ。あえて大きさを限ることで源泉掛け流しを実現したのであれば、なかなかの慧眼です。
温度はとても熱く長く入っていられないくらいですが、笹濁りの湯は間違いなく本物。細かい湯の花もただよっています。当日も芋洗いのように利用者がいましたが、湯がなまっている印象は受けませんでした。これだけの湯が房総にあったとはうれしい誤算です。
<露天風呂>
半地下の露天風呂のため海の景観はないのですが、渓谷のような森林感覚のお風呂になっており、野趣は豊か。内湯は湯がこもってのぼせやすいので、
残念ながら休憩できるようなスペースは皆無です。まあ、休憩は別館の喫茶室をご利用くださいということなのでしょう。
温泉施設名 | ふろうさんやくしおんせん 不老山薬師温泉名 |
---|---|
住所 | 千葉県館山市布良600 |
TEL | 0470-28-1111 |
日帰利用時間 | 10:00-21:00 |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | 単純温泉 |
公共交通機関 | JR館山駅より白浜行で約25分安房自然村下車 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://awa-shizenmura.jp |
訪問日:2014年5月