施設の説明
新興の施設なので、設備はスーパー銭湯相当。とはいえ、どことなくのんびりした湯治場に通じる雰囲気があります。施設も近くの湯治場をうたっているので、狙っているみたい。
湧出力は毎分2250Lと、独自源泉とは思えない桁違いの量。使い切れず、普段は絞り込んで使っています。念に1度、源泉をフル出力で噴水のように吹き上げさせるイベントがあります。
温泉が少ないと言われる埼玉県ですが、新興ながら名湯な施設がいくつもあるので探しがいがあります。これからもっと有名になってほしいですが、混みすぎるのも悲しい。温泉ファンのサガですね。
入浴の感想
内湯1、露天3。
珍しく露天風呂のほうが内湯よりも大きい施設です。
<内湯>
湯は透明度の低い茶褐色のにごり湯で、ガスのにおいが濃厚に漂っています。このガスは湯が湧出するときに一緒に出ているのだとか。日によって濃度が違うのか、冬場などこもっているときは頭がくらくらするほどです。
<露天風呂 立ち湯>
露天風呂のうちもっとも温度の高いのが、立ち湯。46度くらいで3分と入っていられませんが、一番鮮度が高いように思います。腹に溜まるような刺激的な熱さは湯河原温泉のままね湯に通じるものがあります。通好みの逸品。
雨の日はシートで天上を防がれます。
<露天風呂 阿弥陀の湯>
(百観音温泉公式サイトより)
<露天風呂 洋風大型露天風呂>
長湯するには、奥の露天風呂が一番ぬるくておすすめです。広いので、人と押し合うように入ることもないし、冬に訪れてもガスに巻かれることもなくなりました(長湯にはここが重要)。深さも適度に浅く、湯船のふちに頭を乗せてのんびり。
風呂の拡大に大して洗い場の数が変わっていないため、洗い場が込むようになりましたけど。
<うたせ湯>
いちおしは、豪快な打たせ湯です。玄関のチャイムのようなボタンを押すと、天井付近にある2つのパイプから湯が怒涛のごとく噴出してきます。体が痛くなるほどの噴出量で、こんな量の打たせ湯はほかに見たことがありません。
温泉施設名 | ひゃくかんのんおんせん 百観音温泉 |
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住所 | 埼玉県久喜市西大輪2-19-1 |
TEL | 0480-59-4126 |
日帰利用時間 | 平日 8:00-23:00 土日祭 6:30-23:00 |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 毎月 第3火曜日(祭日の場合は翌日) |
泉質 | 塩化物泉 |
公共交通機関 | [徒歩] JR東北本線東鷲宮駅より徒歩3分 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.100kannon.com/ |
訪問日:2005年5月