万座温泉の老舗旅館、日進館を訪れました。
草津と万座は、同じ草津白根山の両側に面しながら、名湯とうたわれる地。前から行きたいと思っていたのですが、ようやく来ることができました。当日は草津から自転車で向かいましたが、白根山まで上がりながら万座まで下りるのはちょっと心にきます。まあ、大した坂ではないので、ヒルクライムのついでにどうぞ。
施設の説明
バス通りからちょっと高台にあがった旅館街に日進館はあります。景色は最高。万座地獄に一番近い宿ですし、対岸の峰々も眼前なので、見ているだけでも飽きません。よく昔の人はこのような場所に宿を作ったものですね。
連休とあってお客はたくさん。浴室内の写真は取れなかったので、公式サイトの写真を転載させていただきました。
入浴の感想
内湯の長寿の湯と、露天風呂の極楽湯が、日帰入浴では利用できます。
<内湯 長寿の湯>
画像は、公式サイトより。
長寿の湯の浴室は、圧巻。太い柱に支えられた高い天井。木目の美しい床。これは一品の芸術ですね。目移りするほど湯舟があり、泉質も異なるとあっては温泉ファンとしては天国ですよ!酸性のお湯なので、湯船も木製です。しばし浴室を楽しみながら、まずは湯舟へ。
<内湯 苦湯>
画像は、公式サイトより。
一口に硫黄泉とはいっても、湯の感じは大変異なるのが楽しいですね。
苦湯は、やや青みがかった乳白色の湯。温度は高めでちょっと体に堪えます。きりっとした湯の感じは、源泉掛け流しならでは。実は長寿の湯の中では体に楽な湯です。
<内湯 姥湯>
画像は、公式サイトより。
姥湯は、透明度の低いお湯。薄く白みがかった湯は、苦湯よりもキリリとした感じが強いです。つんとした酸の香りも強く、こうした湯は酸性度も高いものですが、やはり湯疲れで体がぐにゃぐにゃになります・・・
<内湯 真湯、滝湯>
画像は、公式サイトより。
温泉の打たせ湯と、山清水を沸かした真湯。打たせ湯はちょっと湯量が少ないですが、あまり飛び跳ねても困るので、こんなものでしょうか。痛いほど流れる湯が好みですが、ゆったり浴びるのもいいかな。
<露天風呂 ささ湯>
画像は、公式サイトより。
長寿の湯から直接出られるテラスにある露天風呂。ささ湯と姥苦湯は、隣り合った湯舟に注がれています。高台にある宿なので、対岸の白根山の峰々も一望です。
湯は内湯よりも濃厚で、グッと体に堪える湯具合。温度はそれほどでもないですが、長く入っていると湯疲れで倒れそうです。強力な湯にスッと浸かるのがよさそうですね。
<露天風呂 姥苦湯>
画像は、公式サイトより。
同じくテラスにある露天風呂。ささ湯と姥苦湯は非常に似た湯の雰囲気を持っていますが、濁り方が若干違います。入った感覚でも違うのはわかるのですが、言葉にするのは難しいですね。ぜひ体験してみてください。体に堪えるのは一緒です。
<露天風呂 極楽湯>
本館から離れた露天風呂が、いちおしの極楽湯。長寿の湯からだと一度服を着て移動する必要があります。写真の建物は脱衣所。その先の暗いトンネルを通った先が、露天風呂です。
画像は、公式サイトより。
露天風呂に出て、目の前に広がる万座地獄。いやあ景色は最高ですね。湯口は熱いですが、場所によってかなり温度に差があります。湯が一周しているので、一番温いのは板塀沿いの岩の近く。
日帰りで利用できる湯の中では、一番硫黄の臭いが強いです。白濁した湯は透明度がとても低く、手を入れるとすぐに先が見えなくなります。強酸性のはずですが、体に堪えないのはいいですね。長寿の湯が体に堪えたことを考えると、不思議なものです。この湯は癖になります。湯からいつまでも出たくなくなりますね。
温泉施設名 | まんざおんせん にっしんかん 万座温泉ホテル 日進館 |
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住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村 干俣万座温泉 2401 |
TEL | 0279-97-3131 |
日帰利用時間 | 10:00~17:00 |
日帰料金 | 1,000円 |
定休日 | 無休 |
泉質 | 酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 |
公共交通機関 | JR吾妻線 万座鹿沢口よりバス。<JR西武高原バス40分> 万座温泉軽井沢行き<JR西武高原バス1時間20分> 万座温泉行き |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.manza.co.jp/ |
訪問日:2013年5月