日本秘湯を守る会の温泉旅館「大沢温泉」に行ってきました。
源泉かけ流しの大露天風呂に、魅力的な日本家屋の旅館が魅力。
湯の良さでは鉛温泉と双璧と思いますが、露天風呂はこちらに軍配が上がりますね。
施設の説明
純日本家屋のいぶし銀の温泉旅館です。
増改築を繰り返したのか内部は立体迷路のようになっており、歩くだけでも楽しいです。
湯治のための売店があるかと思えば、湯治調理場があり、日帰り利用もできる食堂も現れるといった感じで、アトラクション感があります。
土日は無理ですが、平日であれば1名宿泊も可能です。
別料金・別建物となりますが、湯治屋と山水館で日帰り利用可能です。今回は湯治屋のみ利用しました。
入浴の感想
<混浴露天風呂 大沢野湯>
湯治屋で日帰り利用できるのは露天風呂のみ。
長い通路を通って行き止まりにあります。
露天風呂はとても広く10人入っても楽勝です。
目の前にせせらぎが流れ、両岸に植えられた桜並木や対岸の日本家屋な建物も実に印象的で、まるで桃源郷のようです。
ここの良さは、いい景色の隣に露天風呂があるではなくて、自分もこの光景の中にいるということ。
これだけ景色の良い露天風呂もそうはないでしょう。
川が露天風呂なんじゃないかというほど解放感があります。
湯は源泉かけ流し。笹濁りで、やや硫黄臭が漂っています。温度は42度くらいかな。
鉛温泉の猿樂の湯と印象がよく似ていますね。
10分くらいするとのぼせてくるので、短時間で休憩しては入浴のスタイルが良さそうです。湯舟のそばのスペースも広いので休憩しやすいです。
湯の良さでは僅差に近いですが鉛温泉が勝り、露天風呂の良さでは大沢温泉が大きく勝るといった感じで、甲乙つけがたいです。
交通機関の注意
JR花巻駅から新鉛温泉行きに乗り、鉛温泉バス停から歩いて3分程度。
宿泊者の場合は、JR新花巻駅とJR花巻駅から無料送迎バスがあります。
往復ともに花巻温泉郷内での途中下車や乗車はできませんので、周囲の温泉もめぐる場合は路線バスを使いましょう。
鉛温泉に前泊していた場合は、始発のJR花巻駅行のバスに乗って大沢温泉に行き、入浴後に1・2時間後のバスに乗ってJR花巻駅に向かうのが効率的です。
温泉施設名 | 花巻温泉郷 大沢温泉 |
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住所 | 岩手県花巻市湯口字大沢181 |
TEL | 0198-25-2021 |
日帰利用時間 | 7:00~20:30 (露天風呂大沢の湯は、20:00より女性タイム) |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | アルカリ単純泉 |
公共交通機関 | JR東北本線 花巻駅より岩手県交通バス 新鉛温泉行。大沢温泉下車、徒歩2分。 |
周辺地図 | |
公式サイト | https://www.oosawaonsen.com/ |
訪問日:2021年4月