西伊豆 大沢里温泉(祢宜畑温泉)やまびこ荘に行ってきました。
木造校舎から温泉施設へ第二の人生を果たした町営の宿。旧校舎を見学しつつ源泉掛け流しの極上風呂にも入れるという穴場スポットです。個人的には穴場のままでいてほしいと思ったり。
場所は遠いですが、沿道では渓流や山里が連なり、申し分ない光景が広がります。
難読地名な山の里
読みづらい地名の多い伊豆半島ですが、こちらも地名も初見では分からなそうです。「大沢里 祢宜畑温泉」で、「おおそうり ねぎのはたおんせん」と読みます。
観光ルート沿いといえるが、道は狭い
大沢里まではバスはありますが、1日3本と極めて少ないです。時間注意。
この施設は、松崎から仁科峠を経由して西伊豆スカイラインへ抜ける途上にありますが、温泉がある大沢里地区から先はさらに狭くなり1.5車線の狭いヘアピンカーブの道になります。運転に自信のある方向けですが、交通量は少な目。
場所柄、山里の湯という言葉がふさわしい。県道から細い道を登って高台にある校庭へ。県道から入り口への分岐路がまた狭いので、気づかずに通り過ぎてしまいそうです。行き過ぎた場合でも、何か所かUターンできる場所があります。
自転車で西伊豆縦走をするルートとして立ち寄りするのもおすすめですよ。
施設の説明 木造校舎をリニュアルした温泉施設
元小学校の木造校舎をリニューアルした温泉宿泊施設。日帰り入浴も可能です。
館内には、休憩用の木製テーブルと、自動販売機あり。教室が宿泊室、職員用の部屋がお風呂になっています。温泉プールもあり季節によっては利用できます。
いかにも学校という感じの引き戸を開けると、いきなりお風呂場という異次元間がたまりません。
バリアフリー改造がされていたりとかなり手が入っていますが、随所に校舎時代の名残がありニヤニヤさせられます。
入浴の感想
日帰り風呂は民宿サイズ、3人も入ればいっぱいの内湯のみ。全体的に暖かみのある浴室で田舎の帰省して入るお風呂という風情。
温度が違う2つの浴槽があります。公式サイトの8人は入れますは、洗い場込みのカウントでしょうね。
うれしいことに源泉掛け流し。湯は無色透明。ぬるいほうは湯口のそばにいると体に泡がついてきます。これは温泉の鮮度が高い証拠。
なんとものんびりした湯で、成分こそ違いますが箱根の塔ノ沢温泉に感じが似ています。まろやかな湯の香りも素晴らしい。
湯疲れしづらいお湯の質らしく、幾らでも入っていられます。時間を忘れて静寂な時を過ごすのも一興。お湯の注がれるホトホトという音だけが響き渡ります。
西伊豆でも屈指の名湯の一つといって過言ではありません。
周囲の農村風景も素晴らしく、のんびりしたい場所です。知る人ぞ知る状態ですが、そのままでいてほしいと思ってもみたり。わがままかな。
温泉施設名 | おおそうり ねぎのはたおんせん 大沢里温泉(祢宜畑温泉)やまびこ荘 |
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住所 | 静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里150 |
TEL | 0558-58-7153 |
日帰利用時間 | 12:00~17:00 |
日帰料金 | 600円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 (低張性・アルカリ性温泉) |
公共交通機関 | 松崎より東海バス宮が原行き、祢宜(ネギ)の畑バス停下車。徒歩3分 行き・帰りともに1日3便のみ |
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公式サイト | http://nishiizu-yamabiko.com/ |
訪問日:2017年5月