天城山山麓にある湯ヶ島温泉の共同浴場「河鹿の湯」をご紹介します。
河原に面した地元の湯は、天候で温度が変化するまさに自然の湯。あまりの熱さに入浴をためらうほどの日もあります。それでも加水しない姿勢に感激。
施設の説明
この界隈は、いくつものいぶし銀の温泉地がありますが、川端康成による伊豆の踊子の執筆地となった湯ヶ島は特に有名でしょう。
湯ヶ島温泉の共同湯。国道から温泉街に入り、河原に降りたところにあります。ちょっと分かりにくいところにあります。伊豆の踊子を執筆した老舗旅館湯本館がすぐ隣です。管理人さんによると源泉も同じとのこと。
老舗旅館「湯本館」。伊豆の踊り子の執筆地でもあります。
入浴の感想
<浴場>
男女別の浴室。脱衣場の後はすぐ浴室。カランの数は多いが体を洗うにはちょっと浴室が小さい。夕方だと地元のお客さんでぎゅうぎゅう詰めだけど、集落の湯ならではの光景で、逆にいい感じ。
タイル貼りの小判状の浴槽に、透明ですっきりしたお湯を源泉掛け流しでじゃんじゃん投入。湯成分のにおいこそないが、湯そのもののにおいが爽やか。
入って驚き、温度はやたら熱く46~7度くらいあります。小さな浴槽なので逃げ場なし。数分入って、すぐに風呂際で窓際から川を眺めて湯冷まし。足の裏がヒリヒリ。これはやけどだぁ。
他の人の入浴記を見ると、44度以上あるのは普通なようですね。この温度帯は数度違うだけで印象が全く異なります。
管理人さんの話では、東日本大震災の後に50度越えに温度が上がったそうな。直後よりは少し戻ってきているとのことなので、今後湯の感じは変わっていくと思われます。50度でも加水しなかったそうなので、湯の泉質へのこだわりは相当のものと思いました。
温泉地での一コマ
温泉街を流れる狩野川
温泉施設名 | ゆがしまおんせん 湯ヶ島温泉 河鹿の湯 |
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住所 | 静岡県伊豆市湯ヶ島1650-3 |
TEL | 0558-85-1056 (伊豆市観光協会天城支部) 9:00〜17:00 <火曜定休> |
日帰利用時間 | 13:00~22:00 (水曜休) |
日帰料金 | 250円 |
定休日 | 水曜日 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
公共交通機関 | [電車] 伊豆箱根鉄道駿豆線 修善寺駅から東海バス持越温泉または河津駅行き、湯ヶ島温泉口下車。徒歩10分。 |
周辺地図 | へ移動 |
公式サイト | http://www.amagigoe.jp/index.html |
訪問日:2011年5月
湯ヶ島温泉 河鹿の湯に行ってきました。
入ってみて温度の高さに驚く。47度近いのでは?
那須湯本の共同湯並です。
受付の方の話では、地震直後に黒い湯になったが今は透明になった。しかし温度は上がったまま。これでも少しは下がった状態とのこと。
元々、降雨などで温度が激しく変わる当地ではありますがまだ影響があるようです。