上高地の入口、老舗宿の「中の湯温泉旅館」に行ってきました。
日帰りで行こうとすると意外と時間のかかる宿ですが、露天風呂からの北アルプスの景色も良好。幸い日帰り利用時間は長いので、上高地の帰りにいかがでしょう。
施設の案内
平湯と松本を結ぶ旧国道の途中にある温泉宿です。釜トンネルの入り口からは直線距離は近いですが、ヘアピンの連続で200mばかりの標高差を30分強歩きます。途中の眺めもいいので散策気分でご到着。思った以上に近代的で大きな宿。
平湯トンネルができる前は釜トンネルのそばにあった宿ですが、同トンネル工事時の水蒸気事故で移転となりました。移転前の梓川沿いの湯も入ってみたかったですね。
バスで訪れる方は、連休だと中の湯前バス停から新島々行きのバスは満席で乗れないことがあるので、いっそ上高地まで戻ってバスに乗るもの手です。秋の三連休だとバス停前で1時間待ちということもあるようです。
露天風呂
画像は公式サイトより。
小ぶりながら、真正面に北アルプスの主稜線を望む絶景露天風呂。石組で自然感あふれる造作なのも良し。無色透明、すっきりした湯加減。小さな湯の花がいっぱい舞っているのもいいですね。沢水で加水していますが、それを感じさせない力強さです。釜トンネル前の卜伝の湯とは、湯の色も受ける印象も全く違うので、ぜひ両方試してみることをおすすめします。
こちらの湯は温度がとても高く、すぐに体がほてりますが、隣に湯冷ましできるスノコ敷の休憩スペースがあります。繁忙期はかなりのイモ洗いですが、長く入っていられない温度なのであまり気になりません。
内風呂
画像は公式サイトより。
体洗いは内湯のみ。温泉旅館の規模を考えるとちょっと小さ目な湯舟。泉質は露天風呂と一緒。外が寒いと窓が曇って景色があまり見えないのが残念。山の傾斜地にある旅館なので、露天風呂が寒すぎるときはこちらの存在はありがたいです。
安房峠からの風景
中の湯温泉旅館の道を平湯方面に登り切ったところにある安房峠からの光景。ツーリングついでにどうぞ。かなりの絶景だと思うのですが、平湯有料道路を通ってしまうとお目にかかれない場所なので、時間がある方はぜひ。
温泉施設名 | 中の湯温泉旅館 |
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住所 | 長野県松本市安曇4467 |
TEL | 0263-95-2407 |
日帰利用時間 | 12:00~17:00 |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | 単純温泉 |
公共交通機関 | アルピコバス上高地線、中の湯バス停より約2.7km。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.nakanoyu-onsen.jp/ |
訪問日:2013年10月