港の湯 正面(浅間温泉共同組合公式サイトより)
松本の奥座敷、浅間温泉の共同浴場「港の湯」に行ってきました。
温泉街の中でも昔ながらの激渋の共同浴場。温泉街の中心部から少しだけ離れていますが、地元湯らしいお風呂に行きたいという方におすすめです。
施設老朽化につき、閉館になりました。
浅間温泉の歴史
日本書紀の束間の湯が当地とされ、一般的には平安時代の天慶2年(939)土地の豪族犬飼半左衛門によって発見され「犬飼の湯」と呼ばれたのが最初のようです。だいぶ近代化されてしまいましたが、それでもなお昔ながらの温泉街の風情を保っています。
施設の紹介
浅間温泉では複数の共同浴場を一般に公開していますが、もっとも共同湯の雰囲気の濃い施設が「港の湯」です。
建物の周囲への溶け込み具合が見事です。
写真で見ると、バス停の前で目立ちそうですが、 実際に現地に行くと、分かりにくいです。
こちらは、入浴券を渡して入浴になります。
すぐ側には購入できるところがないので、温泉街か周囲の店であらかじめ買っておきます。
入浴の感想
管理人さんがいないときは、入浴券をかごにいれて入浴します。脱衣所の次はすぐに浴室。
<内湯>
中は、レトロ感のある丸い湯船1つとシンプル。壁に沿って、洗い場が並んでいます。
浴室が狭い分、湯につかっていると、周囲に人の背に囲まれている雰囲気がありちょっとシュールです。源泉掛け流しの湯は、透明で臭いもほぼありません。非常にくせのない、すっきりした湯です。温泉浴槽は44度くらいで、かなりのぼせます。5分と入っていられませんでした。以外に刺激的な湯です。
温泉施設名 | 浅間温泉 港の湯 |
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住所 | 長野県松本市浅間温泉1-21-10 |
TEL | 0263-46-1800 |
日帰利用時間 | 6:00-20:30 |
日帰料金 | 200円 |
定休日 | 無休(年数回の大掃除日を除く) |
泉質 | 単純温泉 |
公共交通機関 | [バス] JR松本駅より松本電鉄バスで浅間温泉行きバス15分。 終点一つ前で下車徒歩0分。(バス停目の前) バスの本数は多い。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.asamaonsen.com |
訪問日:2005年8月
松本市の浅間温泉には、信州大学の学生がたくさん下宿しています。私も今から40年ほど前に浅間温泉に下宿し、港の湯には、毎日入っていました。当時の入浴料は、100円で、下宿の大家さんが温泉の権利を持っていましたので、月に1500円で利用できました。無味無臭の良質な温泉でした。
浅間温泉ユースホステルがあったころは、こちらの共同浴場も利用できましたね。
綺麗処も良いですが、いぶし銀の浴場が少なくなるもの残念です。