稲子湯温泉「旅館稲子湯」-八ヶ岳登山口にある濁り湯の宿

北八ヶ岳の東麓の海抜1520メートル、稲子湯登山口にある「旅館 稲子湯」を紹介します。
江戸時代の慶応年間に原田源吉氏が発見したのが稲子湯の始まりでで、旅館は明治12年創業。
以前は徒歩でしか行くことができなかった山の温泉宿です。

施設の感想

旅館稲子湯は、北八ヶ岳の東麓、稲子湯登山口にある一軒宿です。

ログハウスのような内観。
2F吹き抜けのエントランスは、曇り空にもかかわらず明るい風情です。
レトロ感あふれる椅子の並べた休憩室があり、見知らぬ人との会話もはずみます。

食事処は休業のようですが、間食は販売しています。

入浴の感想

浴室は別棟の内湯のみ。

<内湯>

小さいながらも、落ち着いた作りの内湯です。
木肌を生かした浴室は、温かみがあって好きですね。

湯は熱く44度くらい?湯から流れ出た周辺は赤く染まっているのに、源泉口は真っ白なのがとても不思議です。
この白いのは炭酸カルシウムが固まったものとのこと。

加温のため炭酸が飛んでしまっていて、泡立ちは感じられません。
ちょっと熱すぎたので、源泉のコックを一ひねり。
冷たい源泉がどっと流れ込み、そこだけ炭酸で真っ白に泡立つ。

湯上りはさっぱりでした。

飲泉情報

ここは飲泉ができます。
源泉口にコップがあるので、源泉のため場から直接汲むことができます。源泉は炭酸水そのもので、エビアンのような味。
何杯か飲んだら、おなかが膨れてきました。

温泉施設名 旅館稲子湯
住所 長野県南佐久郡小海町稲子
TEL 0267-93-2262
日帰利用時間 9:00-15:30
日帰料金 600円
定休日 無休
泉質 単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉(硫化水素型)
公共交通機関 [バス]
小海町営バスで、稲子湯行き。
JR小海線松原湖駅→60分→終点稲子湯。松原湖駅がもっとも近いが無人駅。
(トイレなし、公衆電話あり)
バス停は、駅のすぐ裏の細い坂道を登りきったところにある交叉点のそば。交叉点の酒屋を目印にするといい。小海駅からなら、トイレや買い物にも不自由しないので、初めての人は小海駅をお勧めします。
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公式サイト なし

訪問日:2004年5月

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