バスのある稲子湯からは徒歩3時間ぐらいですが、山中だけに眺めは最高です。
施設の紹介
「本沢温泉」は、稲子湯登山口から夏沢峠へ向かう登山道にある山小屋です。
こげ茶色のシックな建物で、飲み物などがある売店もあります。
宿泊すると内湯は24時間利用できます。
(夜間消灯後、照明は自前です)
食事は、朝夕ともに同じ鍋をみなでつつくという、フレンドリーなもの。
冬季は、宿泊者は送迎あり。
入浴の感想
料金支払は、露天・内湯ともに本館の受付です。
それぞれ別料金になっています。
内湯1、露天風呂1。源泉掛け流し。
内湯は冬季専用の石榴の湯より引き湯。露天風呂「雲上の湯」は足元湧出で、泉質が違います。
<露天風呂>
やはり本沢といえば露天風呂。
本沢温泉の建物から5分ほど夏沢峠方面へ登っていくと露天風呂への分岐路があります。
分岐路に近づくと硫化水素の臭いがただよってきます。
周囲は火山ガスのため木や草がなく、地面には硫黄の噴出物がこびりついています。
河原のあちらこちらで、湯が湧き出しているのが分かります。
露天風呂自体は、硫黄岳の爆裂火口に正対した河原にあります。 登山道からは見えないので安心。
木枠で囲っただけの非常にシンプルな湯船。
着替え場が板の間になっているだけで、屋根は一切ありません。
湯はけっこう熱く44度くらい。
白濁した湯で底は見えません。
浴槽のすみからは湧き出す泡が上がっていて、生きている湯なんだと実感できます。
とにかく景色はとってもすばらしかった。
山を眺めてというより、山そのものなんですから。
下界の眺めは見えませんが、硫黄岳の爆裂火口が本当に間近に感じられます。
露天風呂 硫黄岳の眺め
露天風呂 下流の眺め
<内湯>
傾斜地のため、内湯は一階下。
階段を下りていくと男女別の浴室があります。
内湯は眺めこそありませんが、またすばらしい。薄濁りの白みがかった湯があふれていました。
温泉成分で浴槽のふちは石のようになっています。
内湯は宿泊すると夜中も入れますが、電気は消えるので懐中電灯がいります。
冬季は、同じ源泉ながら足元湧出の別棟の浴室が使えます。
温泉施設名 | 本沢温泉 |
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住所 | 長野県南佐久郡南牧村大字海尻 |
TEL | 090-3140-7312 |
日帰利用時間 | 未確認 露天風呂は、日の入りまで |
日帰料金 | 露天風呂 520円 内湯 730円 |
定休日 | 未確認 |
泉質 | 露天風呂 酸性-含硫黄-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩温泉 (硫化水素型)(弱酸性低張性高温泉)内湯 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 (中性低張性高温泉) |
公共交通機関 | 「バス」 JR小海線松原湖駅下車 小海町営バス稲子湯行き60分。 松原湖駅がもっとも近いが無人駅。 (トイレなし、公衆電話あり) バス停は、駅のすぐ裏の細い坂道を登りきったところにある交叉点のそば。 交叉点の酒屋を目印にするといい。 小海駅からなら、トイレや買い物にも不自由しないので、初めての人は小海駅をお勧めします。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.mountaintrad.co.jp/honzawa/ |
営業時刻や交通機関のダイヤは現地にお問い合わせください。