佐野川温泉「佐野川温泉旅館」－硫黄の香り高い源泉掛け流しの名湯

冨士川を遡ること静岡・山梨県境に位置する一軒宿「佐野川温泉」をご紹介します。
富士宮から比較的近いとあって、地元の人の日帰り利用も多い人気の宿です。駐車場の規模も大きめ。源泉掛け流しの素晴らしい露天風呂もお楽しみ。

施設の説明

冨士川支流に位置する宿。周囲は家がまったくない。宿の敷地は大きく、途中までの道が心細いだけに意外なほど。
歴史ある宿であるし、昔から愛されてきたのだろう。

宿は木造で、味わい深く清潔感漂う。宿の中の照明がやたら明るいので、この手の宿にありがちな暗さはまったくない。ロビーに軽喫茶・土産物コーナーがある。

主要道路からはずれた後の道は街灯がないので、夜歩くなら懐中電灯必須。看板があるので迷うことはないが、夜だと不安にかられるかもしれない。

入浴の感想

脱衣所がガラス張りで、露天風呂が望める。温泉に来たというわくわく感があってこのような演出が心憎い。

＜内風呂＞

非加熱と加熱の源泉掛け流しの湯船が２つ。交互に入ることで温冷浴が楽しめる。硫黄の香り高いのは、なんといっても非加熱のほう。独特のとろりとした湯加減は、湯熱を感じない分非加熱の方が優れている。

＜露天風呂＞

非加熱・加熱の露天風呂が２つ。内風呂から直接中庭にある岩風呂風の湯船へ。昔は混浴だったそうだが、男女別に分けられた。規模が半分になっても十分すぎるほど広い。湯口でははっきりとした泡立も感じられる。

周囲は低山に囲まれているが、空が広いので開放的な感じ。３５度くらいなので、冬だと寒いが風がなければなんとか入れるレベル。集落から離れているので、夜は星空が期待できそう。