日帰り入浴施設「増富の湯」は、信玄の隠し湯と伝えられる甲府盆地北部の温泉地にあります。増富ラジウム温泉という名でも知られていますね。
冷温浴を楽しめるユニークな入浴は必見。
瑞牆山と金峰山が近いので、登山帰りの人もよく利用しているようです。渓谷沿いに温泉旅館がいくつかあり、そちらでも日帰り入浴も受け付けています。
施設の紹介
増富の湯は、旅館群とは5分ほど離れた駐車場近くの高台にあります。近代的な建物で、食堂も付属。登山客が多く見受けられるのは、場所柄でしょうか。
入浴の感想
内湯のみですが、多くの浴槽があります。
大きく2つにフロアは分かれており、内側は加温しており、窓で仕切った外側は源泉非加熱です。熱交換方式での加温のため、加水もしておらず完全かけ流し方式だそうです。
源泉は同じですが、はっきりした湯の違いを感じるのが興味深いところ。ぜひ両方入ってみることをおすすめします。
<加温浴槽>
いくつも浴槽がありますが、それぞれ温度が異なります。
温泉は30度、35度、さら湯は42度です。温泉は、茶褐色の細かい湯の花の舞う濁り湯で、金気臭が漂います。塩分も強く、ところどころで結晶化していました。
加温浴槽 公式サイトより
<非加熱浴槽>
非加熱のため、湯温は27度。
加温浴槽よりも、湯がさらっとしていると感じます。金気臭はもっと強い感じ。
27度というと水温が低すぎるように思いますが、浴室が蒸気浴室になっているので、動きさえしなければ意外と寒くはありません。
みなさん、じっと動かずに入浴を楽しんでいました。30分くらい入っていると、じわじわと体の底から温かさを感じてきます。実際、27度の寝湯が一番気持ちよかった。
冷温な温泉は長湯で初めて良さが出てくるのでじっくり入るのをおすすめします。
非加熱浴槽 公式サイトより
温泉施設名 | 増富の湯 |
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住所 | 山梨県北杜市須玉町比志6498 |
TEL | 0551-20-6500 |
日帰利用時間 | 10:00-20:00 4-11月 10:00-18:00 12-3月 |
日帰料金 | 700円 |
定休日 | 第4水曜日 5-11月 毎週水曜日 12-4月 |
泉質 | 含む二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (中性高張性低温泉) |
公共交通機関 | [バス] 山梨交通バスか山梨峡北交通 JR中央本線韮崎駅よりバス60分。 山梨交通バス韮崎駅より、増富温泉郷行き、増富温泉郷下車、徒歩5分。 山梨峡北交通韮崎駅より、韮崎瑞牆線にて日帰り温泉「増富の湯」下車、徒歩0分。 |
周辺地図 | へ移動 |
公式サイト | http://www.masutominoyu.com/ |
情報は、2005年8月訪問時点のものです。
営業時刻や交通機関のダイヤは現地にお問い合わせください。
瑞牆山→×みずがきさん ○みずがきやま
金峰山→×きんぷうざん ○きんぷさん
×山梨下峡交通→山梨峡北交通
ご指摘ありがとうございます。早速記事を修正させていただきました。