「千枚小屋」の山小屋ごはんをご紹介します。
南アルプスの荒川三山の山小屋の一つです。
椹島から荒川三山の主峰悪沢岳・赤石岳と周回するルートでは、1泊目に選ばれることが多い小屋。
小屋前のテラスから真正面に見える富士山、水場も近くて快適です。
食事の後は、登山ルートや気象解説など他の山小屋では見ないような興味深い小屋主催のイベントがありました。
食堂
食堂は富士山側に大窓があるスタイル。
運が良ければ、真正面に富士山を眺めながらの食事となります。
夕食
複数回入れ替え制での入場です。入場券を渡して食堂へ。
写真は、名物のハンバーグ定食。
沢山のキャベツ千切りとマッシュポテト、ニンジンの千切り、デザートのオレンジ。油揚げ入りの味噌汁。キャベツとご飯はお代わり自由です。
標高2,600mという高地にありながら、ご飯がおいしく炊けているのが素晴らしいです。
林道から荷物専用ロープウェイで物資を運べるためか、食材も豊富ですね。
朝食
2024年より朝食は弁当スタイルに変更されました。
ご飯の上には、卵焼きに肉団子、サバの塩焼き、ひじきの煮つけ、お浸し、沢庵と梅干、小魚の佃煮と品数豊富。
梅干しはわざわざ種を取ってあるという手間の掛け方にびっくり。
朝は食堂は無人となりますが、味噌汁と温かいお茶が用意されています。
卓上LEDライトが用意されているので、食堂はほどほどに明るいです。
寝室
本館1Fと2F、別建物に分かれています。2Fは梯子で結構な高さに昇るので、重いザックだと大変かも。
1Fの土間は少し変則気味にすのこが引かれているので、夜トイレに行くときは足を引っかけないように注意する必要がありました。
夜は満天の星空
満天の星空が望める小屋ですが、甲府盆地の明るさがやや目立ちます。天頂部分は問題なし。
東側は富士山を組み合わせた夜景が見られるのが特徴。富士吉田口5合目の明かりや富士スバルラインを登っていく車のライトが見えますよ。
西側は背後が千枚岳のため、ほぼ見えません。
借景の千枚小屋、星空重視の赤石岳小屋といった印象です。