インド世界遺産の村ハンピの南岸の見どころをご紹介します。
かつてヴィジャヤナガル王国の都の中心があるのが、ハンピバザールのある南岸エリア。
全部歩いて回ることは可能ですが、10km以上あるので自転車かオートリクシャーで回るのがベストです。全行程ほぼ日陰なしなので、暑い時間帯を避けたほうが楽だと思います。
今回は自転車で周遊してみました。
補給とトイレは場所が限られる
飲み物やアイスを販売している移動式露店がピタラテンプル正門付近、アイスのみが王宮前と少なめ。ロードサイドにはありませんでした。
なんせ移動式なので時間によってはあるかもですが、短時間で移動している様子ではありませんでした。
レストランのような食事処は皆無です。トイレはビタラテンプルと王宮くらいしかありませんでした。
ハンピ周辺の世界遺産群は自転車で周回可能
ハンピ村からアチュータラヤテンプル、ビタラテンプルを経て、旧王宮へ周回するルートは自転車で通行可能でした。
レンタル自転車は村内で借りられる場所が何か所もあります。整備が行き届いていない車両もあるので借りるときに要チェック。
時計回りの場合、ハンピ村からアチュータラヤテンプルへは川沿いを進むことでほとんど段差なく移動できます。
ほぼ全域で乗車できますが、川沿い付近だけは岩場走行なのと歩行者が多いので押したほうが無難です。
ハンピ村のバス停から直接アチュータラヤテンプル方面に行くと丘越えの階段になってしまいます。
ハンピ村の北側にある川沿いルートだと丘越えはパスできますし、若干遠回りになりますがアチュータラヤテンプルにも行けます。
川沿い周辺コースは、涼しく変化に富んだ自然と遺跡の混在エリア
川沿いにある儀式の彫刻。花と香水を撒いている女性たちがいました。
編んだカゴで出来た渡し舟。意外に揺れない安定した乗り物。見た目以上に大きいです。
観光値段なので漕ぎ手は吹っ掛けてきますが、交渉は可能です。周遊では乗る必要はないのですが、一度は体験してみたかったでお願いしました。ハンピ村の渡し場より寺院のそばの方が水量が多いですし水も心なし綺麗なので、乾季はこちらのほうがおすすめです。
ビタラテンプルまでは滑らで平たい岩場を通行するため押したほうが無難ですが、高低差はほとんどないので道路を押しているような感覚で通り抜けられます。幸い距離も短いのでほとんど乗って行けます。写真の地面は巨大な一枚岩。
ピタラテンプルは貴重な水補給とトイレあり
本当に広い周遊コースですが、トイレは驚くほどありません。ハンピ村の次にあるトイレがピタラテンプルで次は王宮までありません。テンプル前はアイスと飲み物の露天商がいるのでしっかり補給。お値段はハンピ村内と比べ激安。
王宮エリアはほぼ平坦、遺跡は広範囲に点在
ビタラ・テンプルから王宮まではほぼ平らな車道。
徒歩ならここから王宮やハンピ村へはオートリクシャ―利用になるでしょう。乗り場ではたくさん待っていました。
王宮エリアは、マイナーな遺跡まで巡ろうとすると距離がそれぞれ離れているので自転車の本領発揮。
自転車の場合、素直に外周道路を回ってもいいですが、王宮エリアをアンダーテンプルへ横断することで距離を短縮できます。オートリクシャーが通らないルートなので、ガラガラ。
未舗装路ながら道は固く締まっており走行に問題ありません。どちらを選んでもほぼ日陰はありません。
彫刻が見事な寺院の外壁
見ごたえのある階段井戸
ハンピ村への最後はプチクライム。ヘマクータの丘へ。
ハンピ村直前だけは丘越えになりますが、高低差は100mもなく距離も短い。押したとしても時間はあまりかかりません。
ヘマクータの丘は高さは低いが、ハンピ村を展望するには良いところ
マタンガの丘は山の上から眺めるといった風景になるのに対して、ヘマクータの丘は村からすぐ。
ハンピ村の全景を近くから眺めるにはこちらのほうが生活感を感じられて楽しかったです。
ハンピから最寄りの鉄道駅ホスペットへの行き方
ハンピバザールからホスペットのバススタンド(Hospet KSRTC Bus Stand)へ直通バスが出ています。終点下車。
市バスなので予約も不要。本数も多いです。バススタンドから駅までは2km程度です。