クロアチア自転車事情(ザグレブ)をご紹介します。
首都ザグレブ市内は道路の整備状態が良いため大変走りやすい。広場の自転車置き場の数も多い(ここ重要)ので、他のヨーロッパ各国と比べても使いやすいです。
そして、なぜかスポーツ自転車比率がとても高い。ブロックタイヤの自転車も多めです。古びた自転車をあまり見かけないところを見ると、新興勢力なのかもしれませんね。ボスニア・ヘルツェゴビナのボロボロ自転車を見た後では印象的。
快適な自転車レーン
車道の一部を色で塗り分けた専用レーン。ザグレブは普通の舗装路が多くて走りやすいです。
歩行者と共通のレーンもあります。ここは車道から離れていますね。
横断歩道だけちょっと迂回したレーン。ウィーンなどヨーロッパでよく見かけるスタイルです。短い距離だけ迂回する分安定性は欠けるので、どちらが安全なのかはよく分からない。歩行者との衝突防止とスピード防止を兼ねているのかな?
自転車レーンがないところは車道を走ります。縦横無尽に走るトラムと車線は共通になりますが、線路の両脇に補強の石畳がないので段差がなく走りやすいです。
豊富な自転車置き場
自転車を留める台が広場によく設置されています。これが本当にありがたい。自転車で観光しようとしても、最寄りに止められない場所が多いものです。電柱もないので適当な柱に止めることも難しい。
目抜きのイェラチッチ広場にもあります。概して盗難の多いヨーロッパにも関わらず、スポーツ自転車も普通に置いてあるあたり、治安の良さが感じられますね。
石畳は味わい深いが、実質オフロード
旧市街の中心は石畳の道も残っています。歩きにくい隙間だらけの凸凹道。当然自転車も楽じゃありません。ザグレブは丘の街なので、通り抜けようとしたら反対側は階段ばかりということも。
レンタル自転車サービス
ザグレブ中央駅前にあるレンタル自転車サービス。市内を縦横に走る路面電車を公共交通1日券で回れることを考えると、自転車のみで79クーナは料金が結構高いので、あまり一般向きではない気がします。格安にしたら自転車盗難が相次いだオーストリアの例もあるので、さじ加減が難しいところ。
写真の端末で登録すると携帯にSMSがきて認証するスタイルなので、WIFIのみ利用しているスマホの方は使えません。市内にある複数の返却場所に乗り捨て可能。
ザグレブ市内の自転車店
ヨーロッパらしく日曜日はお休み。スポーツバイク多め。自転車専門の店もあれば、スポーツ店の一商品としておいてある場所もある。シマノ部品も揃っているので、安心です。しかし、ザグレブは自転車屋さんが多いです。数軒まとまっていたりするので、たいていのものは揃えられそうです。
ごついアーバンバイクも石畳の道では重宝しそうですね。
日本のようにオートバイと併売していないのが印象的。海外では併売しないところは多く見かけますね。値引きの表記が-20%という書き方が新鮮。