イスタンブールの港町歩き-カドキョイは魚屋さんの並ぶ地元の台所

トルコ有数の都市イスタンブールの下町「カドキョイ」に行ってみました。

イスタンブールは、観光名所も素晴らしいけれど下町の風情が素晴らしい。世界街歩きが好きな方に特におすすめです。今回は、魚市場とカフェ通りが素敵なアジア側の街を訪れました。

カドキョイは、イスタンブールでも特に古いと伝わる町

カドキョイ(Kadıköy)は、アジア側にある港町。魚屋さんが並ぶイスタンブール子の台所。バーの数も多くて、ちょっとおしゃれな感じです。

ボスポラス海峡横断鉄道「マルマライ」が最短ルートですが、ガラタ橋から連絡船に乗って来るのがミニクルーズ的でおすすめですよ。

カラキョイ桟橋からカドキョイへ

ガラタ橋のたもとにあるカラキョイ桟橋から眺めるガラタ橋。夕闇の迫るころのモスクの尖塔が藍色の空にそびえる独特な光景。この一時がお気に入りです。

海峡横断鉄道ができても元気な連絡船ワフル (Vapur)。

床や扉も木でできています。このレトロな感じがたまらない。船内には喫茶コーナーもあって、お値段も格安。

トプカプ宮殿やハイダルパシャ駅を眺めながら、ゆっくりボスポラス海峡を横断していきます。

船内の階段には、帆船時代のイスタンブールの情景が飾ってありました。

名残惜しくも、カドキョイ到着。

港の前では、極左集団「革命的人民解放党」が機関紙を配っていました。つい最近も銃撃事件を起こしたテロ指定組織のはずですが、なんで公然と活動できているのでしょう?

カドキョイ到着

一地区まるごと魚屋さんが立ち並ぶ一角あり。新鮮な魚が並びます。魚屋さん併設の店なら、食べたい魚を指名して料理してもらうこともできます。当然、トルコ語の魚名なので、メニューではまるで想像がつきません。

八百屋さんもあります。イチジクが1kg 300円とは安い。量り売りなので、ホテルで食べるように買っておきます。

お茶の専門店では、リンゴ茶を購入。どんどん重くなるなあ。

カドキョイは、おしゃれなショッピングスポットでもあります。洋服屋さんや本屋も多い。港近くにはバーが立ち並びいます。路上で炭火で温めたトルココーヒーを売る店もあり、実に良い雰囲気です。

シーフードレストランAsirlikにて

いままで食べた中で最もおいしいトルコ料理だった魚介スープ。刻んだ白身魚を濃いめに味付けしたもの。香草を振りかけてあります。

岩塩をまぶした丸いパンにフランスパン風のエッキメッキ。モッチリ感のある食感で食べごたえあり。

レモン汁をふりかけたカタクチイワシ(hamsi)のから揚げ。美味しいけれど一人前で20本くらいある!多すぎ~

このあたりの店はオープンテラス風のところが多く、解放感にあふれています。

帰りは、海峡横断鉄道マルマライで

カドキョイからは直接対岸へ鉄道がつながっていないので、メトロM4経由でアイリクチェシュメ駅(Ayrılıkçeşme)で乗り換え。駅は意外にも橋上駅。一路、マルマライでヨーロッパ側のシルケジ駅へ。海峡横断は高速鉄道という感じで海の底を走っているとは全然想像できません。船より断然早いですが風情はなし。これも近代化か・・・

シルケジ駅は、シルケジ口から出るのがベター

エノミニュ至近のシルケジ駅は地下深くのため、長大なエスカレーターを4回くらい乗り換えていかなければいけません。

出口はシルケジ口とスルタンアフメット口があるのですが、安宿の多いスルタンアフメット側は裏道に出てしまうので、すごくわかりにくいです。特に夜は照明も乏しいですし、ほとんど人通りがありません。素直にシルケジ口に出ることをおすすめします。

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