蔵王ライザスキー場のペンションtooCotton主催の樹氷スノーシューツアーに行ってきました。
現地集合で、一泊二日。旅行会社の大人数ツアーだと、ゆっくり楽しめないことも多そうなので、あえて小規模なところを狙ってみました。結果は満足。天候に左右されることも多いですが、結構ぎりぎりまで予約できるときもあるので、諦めずに聞いてみるのがいいですよ。
初日はスキーを楽しんでから宿まで移動
行きは、山形蔵王温泉スキー場まで夜行バス。スキーを楽しんでから、蔵王ライザスキー場に移動しました。この時期は格安スキーバスがあるので、交通費も低く抑えられますね。
蔵王ライザスキー場へはタクシー。ポイントは、事前に宿で予約しておくこと。リフト乗り場から宿まで送ってくれます。 距離を考えると申し訳ないほど安いです。
夜だと、蔵王ライザスキー場の駐車場から中腹にある宿はまったく見えませんが、スノーモービルで迎えに来てくれます。ここだけが事前に心配なところだったので、一安心。
tooCottonの外観です。内部はログハウス風。
夕食は本格的。サラダの量が多めなのもうれしい。スキー場の食事というと、勝手ながら高い・まずいと考えていましたが、ここは本当においしいです。
デザートは、ムースとリンゴのシロップ漬け、ブドウのゼリーでした。
薪ストーブがいい雰囲気です。館内全体とても暖かいので、快適。
食事の後は、部屋でのんびり。
朝食も質重視で素晴らしい。パンも焼きたてだし、自家製のパイもおいしかったです。
スノーシューツアーに出発
宿主催なので、集合場所=宿なのもうれしいポイント。レンタルした装備を付けて、リフトに乗り込み。最上部まで一っ飛びです。
ここから先はスキー場外。足跡のない山道を進んでいきます。
急斜面も現れますが、意外に簡単。スノーシューは底にエッジがついているので、そうそう滑り落ちません。
上部まで行くと、アオモリトドマツのモンスターが現れます。木の周囲は風が巻くので、お椀状にくぼみがあります。人ひとりすっぽり入るほど深いです!
前日の雨で凍ったので、氷ぎみの樹氷たち。
天然滑り台からみんなで滑り降り!上から見ると、とても下りられなさそうな高低差ですが、案外するりと降りられました。写真で、上のほうに見える黒い点々が、次の滑走者。地面ぎりぎりに顔があるので、スピード感は半端ないです。これは怖楽しい。なんども挑戦したいくらいですが、さすがに登り返すわけにもいきません。
下に下りてくると、霧氷の樹林帯が広がっていました。植生によって景色がかわるのが、また楽しいですね。
節くれだった木が並ぶ斜面。歩きやすそうなところを選んで、右に左にするする下りていきます。
全身にキノコをはやした木もありました。1本だけで100個近いキノコ。山の動物は食べないのか、丸々残っていました。毒でもあるのでしょうか?
宿に戻って昼食、暖かいおうどん
山の上は寒かったので、暖かい料理は本当にうれしい。ああ、暖まる。
JRかみのやま駅までのバスを待つ間、周辺を散策
最寄り駅までは連絡バスがあるのですが、本数が極めて少ないので2時間ほど待ち時間があります。宿でのんびりしていてもいいのですが、天気がいいので散歩に行ってきました。
青黒い空は、冬山ならではの風景。
動物の足跡があちらこちらにありました。うさぎやキツネ、イタチなど。周囲を探しながら歩くのも楽しいです。
峩々温泉に行く道路は冬季閉鎖されていますが、除雪されていました。どこまでも続く白い道。
周囲の山々も美しいです。
かみのやま温泉の共同浴場で一風呂
駅の近くにある共同浴場で熱いお湯を堪能していきます。かみのやま温泉には、複数の共同浴場がありますが、一番駅に近いのが「下大湯公衆浴場」。かみのやま城のすぐわきにあります。
JRかみのやま駅から、新幹線で帰宅
山形まで行けば夜行バスもありますが、往復夜行も疲れるので新幹線で帰宅しました。
樹氷ツアーは小規模なものがベストだと思う
山ツアーは小規模なところに参加するのがアットホームでいいですね。小規模でないといけないルートもありますし、時期によって一番いいルートを選んでくれるのは地場の主催者ならではと思います。
もっと知られてほしいような、隠れなイベントとして残ってほしいような。複雑な気持ちです。