チェコの世界遺産、古都 「チェスキー・クルムロフ」へ行ってきました。
ブルダバ川の蛇行した地形を生かした街は、ミニチュアのようなかわいらしさ。プラハから日帰りで行ってこられるお手軽な場所なので、チェコ旅行で時間が余ったときにもおすすめです。バス予約や現地の見どころも紹介したいと思います。
電車でも行けるが、バスが便利でおすすめ
バスと列車、2通りの行き方がありますが、おすすめは断然便利なバス。
列車だと、途中乗換必須で、最寄り駅からかなり距離がある上、本数が大変少ないです。バスは人気路線のため直前だと満席という問題はありますが、旧市街のすぐそばまで行ってくれるので時間が読みやすいという良さがあります。
WEBサイトでバス予約 Student Agency
今回時間のない旅だったので、StudentAgencyの公式サイトで事前予約しました。公式サイトの注意点ですが、英語ページがあるのですが、予約ページは途中からチェコ語になってしまいます。ページ翻訳ができるブラウザChromeを使って予約することをおすすめしたいです。片道200CZH。カード支払。座席予約可能。
プラハは、ナ・クニーゼツィー(Na Knizeci)とフローレンス発がありますが、乗り換えが分かりやすいナクニゼツィにしました。これは宿泊する宿の場所によって決めたらいいと思います。ナ・クニーゼツィーバスターミナルの最寄りのメトロの駅はアンギェル(Angel)。メトロとバスで名前が違うのは紛らわしいですね。メトロから出るとすぐバスターミナルです。
プラハバスターミナルそばには買出しに便利なスーパーあり
バスターミナル近くの大型スーパーは、6:00-23:00まで営業しているので、先に買い出ししてから出発も可能。トイレはバスターミナルからメトロ乗り場に降りた地下1階にあります。
クルムロフからの最終バスで帰ってくると、駅トイレが夜間閉鎖されているので注意。
荷物はどこで預ける?
今回一番迷った点。プラハ中央駅、クルムロフの中央広場の観光案内所で預けられます。自転車も預かってもらえるのである程度大きい荷物でも対応できそうです。しかし、私は帰りにプラハから夜行列車に乗るので中央駅に預けました。観光案内所だと、突然休みの日や時間が変わることがあるので、行った先で預け不可だとつらいですからね。
ナ・クニーゼツィーのバスターミナルのトイレは、メトロのアンギェル駅にあります。コインロッカーはなし。
バス乗車。クルムロフへ出発!
バスはサービス満点。映画鑑賞、飲み物付。車内トイレあり。バス車両によってはWifiがあるそうだけれど、今回乗ったバスにはなし。高速バス仕様なので、トランクに荷物を預けられます。
椅子は革張り。
郊外に出るとすぐ農園。ヨーロッパは都市と郊外が明確に分かれていることが多いですね。
途中停車のチェスキーブディヨヴィツェにて
途中停車の駅前のバスターミナルにて。バドワイザーの語源になった古都であります。バスターミナルは近代的ですが、街並みは落ち着いた古い建物。
チェスキークルムロフ到着
旧市街の対岸にあるバスターミナル。周囲には店が一軒もありません。バス停には屋根がないので雨の時はつらいかも。
対岸の中心部を眺めながら、橋を目指します。早速絶景にワクワク。 市内はS字に流れる川で、城郭部と市街部が分かれています。
石橋を渡って旧市街へ。
城壁を兼ねているのか、川岸の建物は堅牢な造りです。
道路は石畳。
旧市街の高台から。どんどん景色が変わっていくのが楽しいですね。
中央広場
途中の道路の狭さを考えると、驚きの広さ。
木橋を渡って城郭部へ
護岸工事は最低限に抑えられているのは好印象。堤防がないので増水には弱そうです。実際2013年の増水では水に飲まれてしまいました。
城内へ
幼稚園の遠足。お揃いの赤い帽子がかわいいですね。
城郭前翼部。チケットオフィスもこちら。場所がちょっとわかりにくいですね。
後翼部は、城主の住まい。市街から見上げると、右の前翼部 と左の後翼部がよくわかります。
ただでさえ高い岩山にそびえたつお城。
庭園へ向かう回廊
時計塔に登ってみましょう
街のどこからも見える城の塔に登ってみました。搭は別料金ですが、景色は最高。
鐘楼を兼ねているので、塔の途中にはこんな鐘があります。
螺旋階段を登って最上部へ。
街がミニチュアみたいです。川が屈曲しているのがよくわかりますね。
天気が良ければここは最高。周囲360度の絶景は、いつまでもここにいたいほど。
正面城門へ
街の外に出る橋を守る城門。かなり規模が小さいですが、防御というより象徴的な面が強いのでしょうか。
堀を兼ねて、岩肌を削って川を通してあります。
ゆるやかな川。これが外堀を兼ねています。なんて川遊びがしたくなる光景でしょうか。
旧市街の道の狭さは強烈。車が来ると、スペースが脇10cmもあるかどうか。
中華料理屋。中華料理とチェコ料理が一緒に並んでいる料理見本が面白くてパチリ。全然違うベクトルの味だと思うのですが、どうやって両立しているのでしょう?
喫茶
Hotel U Malého Vítkaにて。チェコ名物のはちみつケーキ「メドブニーク(Medovnik)」と珈琲のセット。70CZH。店の雰囲気も良くてお気に入り。
地ビール醸造所
昼食は当地の地ビール工房「エッケンベルグ」にて。
まずは生ビール。泡の量をたっぷりさせた注ぎ方をチェコではよく見ましたが、こちらは控えめ。しっかり冷えて、すっきりしたのどごし。
魚のスープ「ハラースレー」。チェコもスープの種類が豊富なので、頼み甲斐がありますね。
コイとジャガイモのソテー。メニューによるとコイの料理は2種類あり、1つは生産者の名前付き。値段は同じなんですが、違いはなんでしょうね?
正面玄関までの通路には、醸造所の道具が展示されていました。
夕食
観光地ではありますが、プラハ市内よりは安いです。早めと夕食と行きましょう。
伝統的なチェコ料理である「グラーシュ」。クネドリーキとシチュー。味はまずまず。家庭料理といった味付けもまた良いものです。
プラハへ帰還
最終バスでプラハへ帰ります。
周辺は通り雨があったようで、虹が出ていました。クルムロフはぎりぎりセーフ。滞在中に雨が降らなくてよかった。
プラハ ナ・クニーゼツィー到着22:00。この時間だと、アンギェル駅のトイレは夜間閉鎖中です。周囲のお店で借りてください。夜更けですが、メトロもトラムも運行中。プラハ中央駅に行けば、ウィーン行の夜行列車に間に合う時刻です。
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