天草下島の牛深にある「鮮魚 魚正」に行ってきました。
熊本で海産物を求めるなら牛深産というほどで、行く前から期待していました。
魚正さんは、鮮魚店兼料理屋さんです。フェリー乗り場のすぐそばでうまい・安いということなしの店。ネットでも訪れた方の評判が高いです。
鮮魚 魚正(うおまさ)
フェリー乗り場から海沿いに100m弱歩いたところにある、便利なお店。
1Fが鮮魚店、2Fが料理屋。下で気に入った魚があれば、指名して料理してもらうこともできるようです。地域料理であるウツボ(キダコ)のお刺身を期待していたのですが、1名では食べられない量とのこと。残念ですね。
普段1Fで仕事をしていて、お客が来ると2Fに来るという営業スタイルなので、昼時を外しても立ち寄れるのはうれしいところ。そのかわり閉店は17:00と早く、夜利用は不可。
真横は海。1Fの青いボックスには、生きた魚が泳いでいました。
鮮魚だけでなく、てんぷらやかつ丼のような料理もあります。時期によって魚も違うでしょうから、食べたいものがあればリクエストしてみるものよいのでは。
お刺身定食
ヒラメの真子(卵)
イクラならぬヒラメの卵。薄味であっさりしたお味。他のお店で見たことがないですねぇ。卵が小さいのでさらさらした食感です。
メカブと鯛のあら汁
旬のメカブと、あら汁。全体的に薄味なのですが、具が鯛なのでその方がおいしそうですね。
キビナゴ、マントブカ、タイの刺身
せっかくなので地魚で変わったものが食べたいとお願いして出していただいたのが、マントブカの湯切りの酢味噌和え。これは地域名で、正式名はカスザメと言います。皮は料亭のわさび下ろしに使うそうです。サメらしくコリコリした食感で淡泊なお味。サメ特有の臭みがありませんでした。よっぽと新鮮だったのでしょう。
キビナゴも肌がとっても綺麗。サメとでは当然食感が全然ちがうので、味わいが広がった感じがします。味だけでなく口でも楽しめるというのはいいものですね。刺身のツマのワカメも柔らかくておいしいです。
小鯛の煮付け
たぶんチダイ。1名で食べるにはこれくらいのサイズのほうがいいですね。しょう油で味付け。 刺身と煮魚両方頼むと、いつもだったらおなかいっぱいですが、おいしくてペロリ。
これで1,260円とは安い!
牛深港にて
地元のスーパーものぞいてみたのですが、地元産の水産品の比率の高さは特筆もの。漁業で有名なところでも中央市場に出荷されてしまってお店にな並んでいなかったりします。また瑞々しさが素晴らしいんだよね。
自転車で行く
天草下島は自転車で1泊2日で巡るのでちょうどよいサイズ。当日クロスバイクで巡ったのですが、朝9:00に本渡バスターミナルを出発で十分昼に牛深に到着できました。店前はスペースがなく自転車を止めにくいので、フェリー乗り場に置いてから来るといいと思います。
天草もここまで来ると海の透明度は抜群。港の護岸なのに、海底の岩まで見渡せるのには驚きました。今回は島をほぼ一周したのですが、牛深から西岸にかけてが一番海がきれいだったように思います。