秩父夜祭に行ってきました。日本三大美祭及び日本三大曳山祭の一つとなれば、祭り好きとしては行ってみなければ。
祭り当日は、山車の通行路にある線路の電線まで取っ払ったり、信号機の向きを移動したりと、街あげての盛り上がりです。街づくり自体が、祭りを意識して作られているところが、岸和田のだんじり祭りに通じるものがありますね。
お祭りの主役、秩父神社
例大祭が行われる秩父神社。日光東照宮を思わせる彫刻や色彩は、群を抜いた豪華さ。知々夫絹や鉱山で知られた繁栄ぶりを思わせますね。中々ここまできらびやかな神社も多くはないので、びっくりした次第。
お供物を担ぐ天秤棒。 海辺の社だと鯛を用意したりしますが、山深い秩父だと捧げものはなんになるのでしょうね。
中町の山車
準備中の山車。後側は歌舞伎舞台があるので、かなり手前に重心が寄っているのでは?
同じく、中町の町会場です。
市内の山車行列は、同じ町の山車についていくと、参加した感があって個人的には面白いですね。先頭を町会の名前の入った提灯が進みます。
山車、すれ違い様の粋なお囃子
すれ違いともなれば、盛大な掛け声ともにパフォーマンスを繰り広げます。 街同士の駆け引きが見受けられるのもいい!どちらもがんばれ。
豪快な山車の方向回転は、必見
巨大な山車、どうやって方向回転をしているのでしょう。豪快なので、近くで見ると楽しいですよ。
まずは山車後方の車輪を支える横軸に角棒を差し込みます。次に、沢山の男衆で、エイヤッと角棒を下ろして、車体を浮かせます。
横から見ると、こんな感じに後ろだけ浮いてます。後は綱で横に引っ張って回転。小回りの利く岸和田のだんじりが近代的な足回りなのに対し、古めかしいやり方ですが、そこが好きです。
街の外側までついていくと、花火も山車も両方見られてより満足。
街のあちらこちらにある会所。町ごとに山車があるので、会所もそれごとにありそうですね。 レトロな建物が多い町なので、街歩きだけでも楽しいです。12月の祭りなので、寒空の中での参拝になりますが、周辺に公衆トイレも多いので、気にせず歩き回れます。
同じく、中町の会場の一つ。豪壮な古商家です。
山車の通った後の道路には、車輪の跡がくっきり。山車の重量が20トン近い上、鉄板を巻いた木製車輪なのでアスファルトはガリガリ削れてしまいますね。