トルコの世界遺産カッパドキアのウチヒサルを訪れました。
巨大な岩山を無数の小部屋を彫り込んだ姿は、目を引き付けずにはいられません。ガイドさんの話では、過去に事故があったためツアーでの入場を自粛しているとのこと。ホテルの多いギョレメ村からも近く、随一の景色を誇るとあっては、行かないのはもったいないですね。
ウチヒサルへ移動
ギョレメのオトガル(バスターミナル)から5kmくらい。ネビシェヒル行きバスでも行けるそうですが、時間が合わなかったのでタクシーを使いました。
交渉して往復+1時間待機で20トルコリラで行ってもらいました。料金メーターから推測すると、本来は片道で20トルコリラみたいですね。 トルコは総じて物価が安いですが、なぜかタクシーだけはいい料金です。
ウチヒサル入口
ウチヒサル中腹がエントランス。料金もこちらで払います。
タクシーだと、目の前の中腹広場まで来てもらえます。 喫茶店や土産物屋もあります。台地の上は新興住宅地らしく、谷下の村よりも1軒の敷地が広めです。
入口から見上げた城。どこから登るのか、見当がつきませんね。
下から見えていた岩窟部屋が目の前に。
下の風景がすごいことになっていますが、まだ道半分といったところ。
頂上近くだと平らになります。トルコ国旗がはためいているところが、展望台。
ウチヒサル頂上
立ち入り禁止の場所は基本ないので、自己責任で崖際まで。元々高台にある岩山ですから、周囲の見渡せることと言ったらありませんね。真下は見るなよ!
タクシーのドライバー氏によると、日没を見て帰るのもおすすめとのことですが、ウチヒサルは街灯が全くなく一部足場が危ないところがあるので、おすすめし難いですね。
カッパドキアの火山灰台地を作ったエルジェス山まで見てしまいます。標高が富士山以上の3,916mなので、春でも雪をかぶってます。
実に眺めのいい頂上ですが、フラフラしていると危険です。真ん中に深さ5mはあろうかという巨大な穴があるんです。しかも、注意看板もループもなし。カメラを構えて後ろに下がると、ちょうどいい位置にあるというのが、実に罠。転落事故があったそうですが、この場所ですかね。
帰路、階段途中に「Caution」の看板があるので、何かと思ったら階段の先がない!
崩れ落ちて先は断崖に。下までいったい何メートルあるんだ・・・カッパドキア界隈では、ケガをするようなところでも警告のない場所ばかりですが、逆に看板があったら死の危険ということなのかな。
ウチヒサル下部
入場口より下部は、無料で自由に歩けるコース。風化が激しく、砂の乗った岩はとても滑りやすいです。下りるのは簡単。登るのは大変。
入場料金のいらない下部からでも この風景です。
このまま歩いていくと、観光バスがよく止まっている下部の展望台まで抜けられます。時間のある方なら、さらにギョレメ村まで歩いて戻れますが、今回は待ち合わせのタクシーでホテルへ。