ニューデリー駅(New Delhi)から、ヴァラナシ・ジャンクション駅(Varanasi Junction)まで、夜行列車Shiv Ganga Expの1等寝台(1st A/C Class)を利用してみました。
似た行程の夜行列車はほかにもありますが、この列車は、全体の移動距離が短くて遅れにくく、終着駅がヴァラナシ駅なのが便利。
安宿街に近いニューデリー駅発というのもポイントが高いです。南にあるニザムディン駅発の列車も多いですが、そちらは観光エリアから離れています。渋滞で時間が読めませんし、市内交通費もバカになりません。
本当は2等寝台を考えていたのですが、ヴァラナシのシヴァ大祭のため1等のみ空いている状態でしたし、夜行乗り継ぎでのインド初日到着のため疲れてもいましたので、ここは奮発です。予約はCleartripで行いました。1,750ルピー+手配手数料で1,909ルピーでした。
ニューデリー駅は優等待合室で楽々
2等以上の切符があれば使える優等待合室。どの駅にもあるわけではありませんが、室内もきれいで冷房も効いています。椅子に座れるというだけでも贅沢ですが、うさんくさい客引きがいないのも助かります。
なんでも駅で買い込めるのは、インドの駅の便利なところ。車内の食事は高いので、先に済ませておくか持ち込むとよいです。
いざ車内へ
18:45定刻での到着です。幸先いいですね。列車に行先か列車名が書いてあるので、乗り間違えずに済みます。
Train No 12560 Shiv Ganga Exp
from New Delhi:NDLS to Varanasi Junction:BSB
列車ごとに貼ってある予約表。列車の壁に直接糊付けとは豪快ですが、途中駅だと剥がれてなくなりそうですね。暗いうえに字が小さいので見にくいです。
車内通路
ちょっと暗め。荷物の多いインド人客を考慮してか、幅は十分です。
1等寝台車内
インド鉄道の線路幅は、新幹線以上の広さを誇っているので驚くほど車内は余裕があります。
2段ベッドx2の4人用。窓枠の色といいちぐはぐさが否めませんが、おめでたい色だったりするのでしょうか?窓の上には鏡とコンセント。天井には扇風機があります。荷物棚はありませんので、床かベッドの隅に置くことになります。
同席の方たちは、裕福そうな家族連れでした。2等と乗り比べると客層が違いますね。バックパッカーのこちらが場違いかも(笑)
上段ベッドへの階段。
ベッドメイキング中
パーサー氏によるメイキング。インド初日のため小額紙幣がなく、チップは大盤振る舞い。
インド北部鉄道のロゴ付の寝具。安宿を思うとあまりに清潔さで感涙もの。
夕食弁当は有料
ちょっと温くなったから揚げカレー定食。200ルピーほどと劇高。いくつかメニューがあるようで普通のカレーセットもあります。量は十分すぎるほどですが、大味でちょっと飽きます。素直に定番カレーにしておけばよかったかも。
食事が来る時間が遅すぎて、同席の下段の人たちは就寝準備中。上段ベッドで食べたのですが、座りながらは不便ですね。
そして夜が明け、街中に入っていく
草原ばかりの車窓風景も、すでに街中。思ったよりは遅れていない様子です。いつ到着するのかは読めませんが、終着駅下車だと乗り過ごすことがないので、本当に気が楽です。同席の方たちも下車して、ちょっと寂しいひと時です。
ヴァラナシ・ジャンクション駅に到着
到着予定時間から1時間遅れで到着。こんなにノントラブルで到着できるとは驚きです。さあ、気持ちよくガンジス川まで出発です。