世界遺産アンコールワットのある町、シェムリアップの地元市場「アッパーマーケット(Upper Market)」に行ってきました。
国道6号線沿いにある大きな市場で、中心街にある観光地化されたセントラルマーケットやオールドマーケットとは異なり、完全に地元用です。それだけに地元の自然な姿が拝めるというもの。
中心街から離れているので、歩いてい行くには遠すぎますが、バイタクなどで行けばすぐです。
世界街歩きの旅好きとしては、外せませんね。
マーケット正面の食料品コーナー
パンや果物は、マーケット正面。
フランス統治下にあった歴史から、フランスパンはよく食べられています。
ベトナムなどでも食されているサンドイッチ「バインミー」を作るのに使います。
果物も正面。南国フルーツが目白押しです。
ジャックフルーツやドリアン、マンゴスチンなど。
焼きバナナ売り。モンキーバナナにコンデンスミルクをかけて更に甘く。
サトウキビジュース売り。注文すると、絞り器ですぐに絞ってくれます。
甘さ控えめで疲れた体にいい!
手絞りの店もありますが、こちらはガソリンエンジンでの圧搾。
マーケット外周の生鮮食料品コーナー
青物や魚介類が露天で売っている。
大きな金ダライに載ったナマズがニョロリと動いていたりと、極めてワイルド。
なぜか果物とは売り場はわかれている。
地元産と輸入物でも分かれているようにも思うが、単にショバ代の違い?
マーケット屋内より、いっそう地元色が強くなるところ。流れる空気が変わるというか。
まあ、危なそうな雰囲気はない。
湖が近いだけに魚の種類は豊富な様子。
日本の真夏の熱さの上路上販売なので、鮮度は図るべし。
氷もないので、当日売切でしょうか。
精肉コーナーの鶏たち。
すぐそばには、鶏肉になった仲間たちが置いてあるのがシュール。
マーケット外周部の金物屋や雑貨店
露天と走りまわるバイクで喧騒そのものの外周路。
アジアらしいエネルギッシュな光景。
衣装コーナー。そういえば町端でも民族服は見かけない。売り場も洋服ばかりだ。
子供服から夜会服まで一通り揃っている。
マーケット内部の貴金属・化粧品コーナー
マーケットといえば貴金属コーナーとばかり、他のマーケットにもある。
こんな広いスペースを取るほど需要があるのか不思議だが、貴金属は寡婦の資産としての意味もあるので意外と重要なのかも。
貴金属のそばでは、ミシンが唸る。その場で衣装のサイズ調整もしてくれるのだろうか。
化粧品コーナーNEW YORKと書いてあるが、すぐとなりは雑貨店。
あまりにちぐはぐで高級品店の雰囲気は台なし。
気にならないのかな・・・
マーケット内部の雑貨コーナー
駄菓子に加工食品、花火などが売っているコーナー。
こんなに狭いのに、移動式の屋台が通ってくるのが驚きです。
旧正月なので、花火の数も種類も豊富。
表示から見て中国産の様子。
色とりどりの米を量り売り。
白米、赤米、黒米、小麦や雑穀もある。
味の素もあるが、酒は見当たらない。
地図
アッパーマーケットは、シェムリアップ市街中心から国道6号線をロリュオス遺跡群に行く途中にある。
バイタクを呼んで、観光ついてで寄ってもらうのが便利。
生憎買い物はしていないが、購入はカンボジア語で・支払いは地元通貨Rialのみと思う。
私は、ココナッツの実を買おうとしたが、加工品用なので飲めないと断られてしまった・・・