屋久島は、縄文杉などの巨木ハイキングで有名ですが、実は魅力的な温泉にあふれた場所でもあります。特に南部は交通の便がよいこともあり、訪れやすい。今回は、尾之間温泉を紹介します。
玉砂利の湯船の底から湧き出す湯、熱いながらすっきりした湯ざわり。地元の方とふれあいながらの入浴は、共同湯ならではですね。好きな温泉の一つです。気軽に行けないのが残念です。
施設の紹介
尾之間歩道(登山道)入り口にある、共同浴場です。尾之間集落のなかでも、一番山側にあるので、ちょっと場所が分かりにくいですが、途中手製の看板があります。入り口には、最近作られた足湯があります。
入浴した感想
<内湯>
内湯は半地下になっており、脱衣所から降りていきます。照明は抑えられていて薄暗い感じ。いかにも共同浴場らしい雰囲気で、わくわくしてしまいます。床は石張り。カランと洗面器はありますが、アメニティは一切なし。あらかじめ用意して行きましょう。
丸石が敷き詰められた湯船は、足もと湧出の源泉掛け流しです。女湯のほうが湧出量が多いそうで。非常に熱いとの話をよく聞きますが、確かに熱い。清冽な湯は、全身を押されるような重さがあり、台地の息吹のようなものを感じられます。新鮮な湯でないと、このような力は感じられないので、いかに尾之間温泉が新鮮かということですね。浴槽は、硫黄のほのかな香りが満ちています。海に近いところですが、塩気はありません。
飲泉の感想
特に飲泉場所は用意されていませんが、なんとか飲めそうなところを探して飲んでみました。かすかな甘みのあるくせのない味で、とても飲みやすいです。
海岸沿い道路からの風景
温泉施設名 | 尾之間温泉 共同浴場 |
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住所 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間 |
TEL | 0997-47-2872 |
日帰利用時間 | 7:00-21:00 |
日帰料金 | 大人 200円 子供 100円 |
定休日 | 無休 |
泉質 | 単純温泉 |
公共交通機関 | 宮之浦港から屋久島交通バス 栗生行きで尾之間温泉入り口下車、徒歩15分バス停側の十字路に尾之間温泉の看板あり。 バス通りから山側の集落入り、道なりに700m先にある。 |
周辺地図 | へ移動 旅荘 屋久島の位置です。 |
公式サイト | http://www1.ocn.ne.jp/~yakukan/ |
訪問日 2007年5月