湯村温泉「地蔵の湯」を訪れました。
地域の共同浴場ですが、徒歩圏ではありますが、中心地から離れた浜坂側にあります。
歴史ある湯だけに、湯は絶品。河原から熱い湯が沸く堂々たる温泉街も必見。
施設の説明
地蔵湯は温泉街の外れにある日帰り温泉施設です。
有名温泉地だけあって施設もそこそこの広さ。食事処はないですが飲み物は売っています。
最初に訪れるなら、湯村温泉バス停に降りるよりも薬師湯バス停で降りたほうが分かりやすいです。
湯村温泉の全但バスバスターミナルは、中心地より高台にありちょっと離れています。バスの本数は、観光地にも関わらず日曜日は少なくなるので、気を付けてください。
入浴の感想
<内湯>
さすが湯村温泉。加温なし、加水なし、消毒なしという完全掛け流し。鮮度抜群です。
内湯には、無色透明な湯がこんこんと掛け流されています。癖のない湯なので一見特徴が薄くも感じられますが、じんわりと芯まで温まるよいお湯。
湯の温度は、露天風呂<内湯の順に高いです。内湯は43度くらいあると思うので、続けて長湯するにはちょっと高いですが、一休憩しながら入ってもよいですね。
<露天風呂>
谷底で周囲は旅館街という立地なので、露天風呂が広くないのは致し方なし。
露天風呂への湯の投入量は絞り気味ですが、内湯が熱いので丁度良いですね。
湯村温泉街
湯村温泉は、大同3年(西暦808年)、弘法大師が東北巡行の帰りにこの地を訪れた際、杖で地面を突くとそこから温泉が湧き出したことが起源とされています。
今はそぞろ歩きも楽しいレトロな温泉街。周囲とは隔絶された理想郷といった感じで、草津の雰囲気にちょっと似ていますね。歓楽的な要素は少ないので、湯治用の温泉街といった様子。
土産物屋も飲食店も豊富です。
荒湯では飲泉場もあり、熱々の湯を源泉池から直接ひしゃくで湯のみに汲んで飲むことができます。
熱すぎて飲めないのではと心配しましたが、ちょっと覚ますだけで問題ありませんでした。癖がないまろやかな味でとても飲みやすかったです。
温泉街の中心地では、源泉が湧き出す湯口があり、すぐそばの土産物屋で卵や野菜を買って茹でられます。写真の場所で袋ごと卵をたらして15分くらいで完成。
河原沿いには足湯コーナー。熱いのが苦手な方は川下側だとすこし温くなっています。
おびただしい数の蒸し場が用意されています。一度に100人分くらい作れるのでは?
温泉施設名 | 湯村温泉 薬師湯 |
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住所 | 兵庫県美方郡新温泉町湯1604 |
TEL | 0796-92-1081 |
日帰利用時間 | 9:00-21:00 |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | ナトリウム 炭酸水素塩 塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉) |
公共交通機関 | JR山陰本線 浜坂駅より湯村温泉行き全但バス。 薬師湯下車1分。JR鳥取駅より高速バスあり。 |
周辺地図 | |
公式サイト | 新温泉町ホームページ |
訪問日:2019年3月