熱海温泉の共同浴場「山田湯」を訪れました。
熱海もかつては一般利用できる共同浴場がいくつもありましたが、いまやほとんど老朽化により廃止するか一般利用禁止に。
山田湯は、今でも受け入れてくれる貴重な共同浴場です。
路地の奥にあるので事前に知っていなければたどり着くのは困難ですが、塩分が少なく湯の華の舞うお湯は素晴らしいです。
たどりつくまでのハードルが高い山田湯
山田さんの家にあるので、山田湯。
路地の奥にあるので事前に知っていなければたどり着くのは困難。現地を含め看板は一切ありません。
最後の路地に入る直前にある店「みのる亭」を目安にしていくとよいでしょう。周囲の道路はとても狭く駐車できるスペースもありませんが、海岸の有料駐車場からは歩ける距離です。
営業時間は朝と昼の2部構成。意外と終了時間も遅いですが、夜は見通しが効かないのでさらに到達困難という問題があります。
口で説明しにくにい場所なので、Googleストリートビューを見てもらったほうが早いですね。ページ最後にリンクを置いておきました。
施設の説明
民家の庭に入ったところにあるコンクリート作りの建物です。看板なし。
事前に知っていないと、本当に敷地に入っていいのかとちょっと躊躇してしまいますね。
男湯と女湯の表記あり。熱海の共同浴場は男女の表記がないところが多かったのですが、こちらは安心。タオルや石鹸などの購入はできませんので、事前に準備が必要です。
建物の作りまさに共同浴場。脱衣所は広いです。タイル張りの湯船は3人くらいでいっぱい。
源泉は混合配湯なのですが、白い湯の華がたくさん舞っているなど、本当に熱海のお湯なの?という驚き。
熱海の温泉は何か所も入ってきましたが、このタイプはまだお目にかかっていません。
すぐ近くにあった水口共同浴場とはお湯の雰囲気は近いですが、あちらでは湯の華は見かけなかったですし。
湯の温度が高いので、加水あり。薄まった様子はなく湯の鮮度も十分に感じられます。塩分は少なく入りやすいです。何時間入ってものんびりできそう。ぜんぜんのぼせません。
他の熱海のお湯が強い塩分があるのに対して、古来からの湯は塩分少な目と聞き及びますから、こちらもその系譜なのかもしれません。
年季の入ったタイルがいい味してる。
これからも長く利用したい熱海一押しの名湯です。
温泉施設名 | 熱海温泉 山田湯 |
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住所 | 静岡県熱海市和田町3−9 |
TEL | 0557-81-9635 |
日帰利用時間 | 8:00-11:00 15:00-21:00 |
日帰料金 | 300円 |
定休日 | 不定休 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 |
公共交通機関 | JR伊東線 来宮駅より徒歩10分 |
周辺地図 | |
公式サイト | なし |
訪問日:2017年5月