湯宿温泉全景(新治村サイトより)
湯宿温泉は、猿ヶ京の手前に位置する旧三国街道筋の温泉です。歴史は古く、平安時代の仁寿二年二月、僧弘須法師によって発見されたと云われています。
バス通りより一歩入った温泉郷の道筋は石畳で、古民家が建ち並んでいます。おそらくは昔の街道でしょう。面影をよく残しています。民宿は低価格で、宿泊客は共同浴場を借りられます。よく静けさが保たれており、素朴で湯治向きな温泉です。この付近では猿ヶ京ばかり有名で、あまり湯宿温泉が紹介されないのは、残念でなりません。
施設の説明
集落には複数の共同浴場がありますが、観光客に公開されているのは内3箇所の窪湯、竹の湯、小滝の湯。宿泊者は、宿で鍵を借りて利用することができます。小奇麗な木造の共同浴場で、1グループで使用するには丁度良い大きさです。建物の作りはどれも似ています。夜の雰囲気もまた格別です。
入浴感想
温度・湯の鮮度ともに、宿よりも高いと感じました。時間によっては湯が非常に熱いです。小さな集落ですから、いつも貸切状態です。
追記:宿泊者に公開されている共同浴場が限定された模様。現地にて確認のこと。
窪湯 (太陽館サイトより)
竹の湯 (太陽館サイトより)
小滝の湯 (太陽館サイトより)
周辺の紹介
三国峠の散策がおすすめです。湯宿からは猿ヶ京までバスに乗り、村営バスに乗り換えて行くことができます。
余談ながら、湯宿に溢れる水は、地表に降ってから70年以上経ってから山から染み出るものだそうで、山の恵みも長年の結果の賜物と考えると、さらにありがたく感じられて来たりしますね。
温泉施設名 | 窪湯、竹の湯、小滝の湯 |
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住所 | 群馬県利根郡みなかみ町新巻 |
TEL | なし |
日帰利用時間 | 清掃時間以外 原則16:00-21:00 |
日帰料金 | 協力金 |
定休日 | 年中無休 |
泉質 | 硫酸塩泉 |
公共交通機関 | [バス] JR上越線 後閑駅から猿ヶ京行バス40分 湯宿温泉入口下車。徒歩0分。 |
周辺地図 | |
公式サイト | なし |
2007/7加筆