奥鬼怒温泉郷の1湯、「日光澤温泉」に行ってきました。
奥鬼怒温泉郷は、栃木・群馬・福島3県の境にある温泉地です。別名、「奥鬼怒四湯」としても知られており、いずれも山深い渓流沿いの一軒宿です。日光澤は、四湯のなかでは一番観光色が薄い山小屋風。静謐さのある宿と言えるでしょう。2種類の源泉掛け流しの濁り湯もお楽しみ。
「奥鬼怒四湯」
加仁湯(かにゆ)、八丁の湯、日光澤温泉、手白澤温泉
注)手白澤温泉は日帰りなし。
施設の紹介
日光澤温泉は、奥鬼怒四湯の最奥地にある温泉です。加仁湯からは100mほど奥に位置しています。赤いトタン屋根にペンキ塗りをしていない山小屋風の木造建築。加仁湯が近代的な建物になってしまった今、静謐な宿を楽しむならここでしょう。
入浴の感想
この宿は湯が熱いことでも知られています。風呂は内湯2、露天2です。高いほうにある露天は場所がわからず、入れなかった・・・
<内湯>
内湯は、独立した湯小屋にあります。湯小屋へは、旅館の奥より長い階段を下りていきます。浴室は、高い天井の白木作りで、底に小石を敷き詰めた湯船です。伝統的な湯小屋作りで、素朴な様子が好感。温度は、かなり熱く46度くらいあります。水は蛇口から入れられますが、せっかくなので熱湯のままで体験。偏りなく熱いという状態でしたので、じっとしたまま疲れをとろかせます。
湯は薄灰色で無臭。話を聞くと、天気によって色が透明から白に変わるとか。翌日が雨だと湯がにごるそうです。湯ははっきりした特長があるわけではありませんが、やわらかく包まれているようなふんわり感があります。薬湯という印象が強いですね。入っているときはそれほどでもないのですが、湯上りは思ったよりきついので長湯には向かないような気がします。
こちらは飲泉が可能です。わずかに塩気のあるまろやかな味で。浴室にコップがあります。
<露天風呂>
男性内湯のそばにある露天風呂です。打ちっぱなしのコンクリート作りながら、目の前は川と断崖なので迫力はあります。温度は43度くらいで、ゆったり入れます。もう一つの露天風呂と違い、湯は乳白色。軽いキシキシ感があります。すぐにゆだることもなく、浴後も体に来ることもないので、熱さのわりには長湯ができました。
周辺情報
2000mの標高にある高層湿原、鬼怒沼が徒歩2時間のところにあります。尾瀬の山と日光の山が同時に見られる分水嶺ならではの風景を楽しめます。人が少ない分、尾瀬より穴場かも。
鬼怒沼
温泉施設名 | 日光澤温泉 |
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住所 | 栃木県日光市川俣874 |
TEL | 0288-96-0316 |
日帰利用時間 | 9:00-15:00 |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 不明 |
泉質 | 含む硫黄 ナトリウム 塩化物炭酸水素塩泉 中性低張性高温泉 |
公共交通機関 | [バス] 東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅より女夫渕行き栗山村営バス、終点女夫渕下車。 女夫渕バス停より2時間(3.6Km) |
周辺地図 | |
公式サイト | なし |
訪問日:2004/5