鳴子温泉郷は、宮城県北西部の川沿いにある歴史ある温泉地です。
鳴子の名のおこりは、源義経が北行(源頼朝に追われて平泉へ落ちのびる途中)した際に、出羽の国で婦人が子供(亀若丸)を産み、この地に来て産湯 をつかわせたところ、初めて呱々の声をあげたことからくる「啼子」説や、承和二年(835年)に潟山が大爆発し、熱湯が轟音をあげて噴出したことから、村人 が「鳴郷の湯」と名付けたとする説があります。
施設の説明
源義経の子の産湯に使った「亀若の湯」があることで知られる「姥の湯旅館」を訪ねました。4種類もの泉質、趣の異なる湯船と実に飽きさせません。
入浴の感想
内湯3、露天風呂1。内湯の間を移動するには、いったん着替えなおす必要があります。
掃除時間により、利用できる内湯は異なります。
<内湯 亀若の湯>
源義経の子の産湯とは、正に亀若の湯のこと。内湯は石張りの小さなものですが、湯使いを大切にしていることが感じられうれしいですね。若干赤い湯で、とろみがあるように感じました。温度は高いので、一気にのぼせそうです。午前中に訪ねたのですが、亀若の湯以外の内湯は清掃中でした。
<露天風呂 鳴子の湯>
露天風呂は庭園風です。脱衣所も外なので、開放感がありますね。街中のため、展望はありません。
無色透明な湯はぬるめで、浅め。亀若の湯よりも、リラックスできる湯加減です。泉質も心なし刺激が少なそう。場所によって深さが微妙に違うので、自分好みのところが見つけられます。寝湯向きなのが、素晴らしい。露天風呂には洗い場はないので、内湯でどうぞ。
温泉施設名 | 姥の湯旅館 |
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住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65 |
TEL | 0229-83-2314 |
日帰利用時間 | 9:00~16:00 風呂により清掃時間が異なるため、時間によって一部の風呂に入れないことがあります。 |
日帰料金 | 500円 |
定休日 | 無休 |
泉質 | 単純硫黄泉、酸性泉、 |
公共交通機関 | JR陸羽東線 鳴子温泉駅下車。 |
周辺地図 | |
公式サイト | http://www.k5.dion.ne.jp/~ubanoyu/ |
訪問日:2006年3月